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――新オフィスで配慮した点は?
吉澤 私たちの会社のスピリットは「イノベーション」です。創意工夫したアイデアをいかに生み出していくか。そのためには、活発なコミュニケーションと自由な発想を可能とするゆとりが欠かせません。

 そこで、例えば「タウンセンタ」と呼ぶコミュニケーションスペースを用意し、会議室も従来の2倍に増やしました。スピーカーフォンと液晶プロジェクターを装備した部屋に限ると約3倍になっています。また書庫や収納も十分用意しましたから、以前のオフィスで資料類が煩雑になっていた点も解消されました。

 社長室については、営業とマーケティング部門を左右に見られる場所に置くように指示しました。管理部門を社長室の近くに配置するのが一般的ですが、営業の現場を身近に感じられるようにしたいと考えたのです。

――米国の本社は、フォーチュン誌で「働きやすい職場100」リスト(2003年)の4位に選ばれたそうですね。
吉澤 自由な雰囲気と、イノベーションというスピリットの下で技術開発に取り組みやすい環境が、そうした評価につながったのだと思います。もちろん日本には日本のカルチャーがあるので、私たちは日本のお客が何を望んでいらっしゃるかを考慮しました。それでも、空間に余裕をもち、コミュニケーションルームを備えている点など本社と共通する要素を取り入れていますから、そうしたところにカリフォルニア風の雰囲気が残っているかもしれません。

ザイリンクス 社長 吉澤仁氏
ザイリンクス 社長 吉澤仁氏(写真:ザイリンクス)


[プロフィール]
ザイリンクス代表取締役社長 吉澤仁(よしざわ ひとし)
1972年、早稲田大学大学院理工学研究科を修了、84年に博士号を取得、旧NEC(現NECエレクトロニクス)を経て、2004年7月にザイリンクス入社。05年5月から現職