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トイレや洗面と一体で空間に広がり

 杉浦氏が都市型住宅で浴室を設計する際に工夫している点がほかにもある。例えば、トイレや洗面所と一体にすることだ。間仕切り壁をなくすことで、空間が広がるので使いやすく、かつ掃除もしやすくなる。また、仕上げを統一することで、広がりの感じられる空間を演出することもできる。

 浴室を使っている時は、トイレが使えなくなり不便そうだが、「3階建ての戸建て住宅なら、来客用のトイレを別途、1階に設けるので不便はない」(杉浦氏)。

 浴室と洗面所、トイレを一体にする設計は、先鋭的な住宅設計者だけの“専売特許”ではない。

 例えば、TOTOは、「コンパクトリモデル」と銘打って、浴室と洗面所、トイレをまとめて改修することを提案している。メニューの一つとして、三室をつないだり、洗面所とトイレを一体にして浴室をガラスで仕切ったりする改修方法がある。

 三室をつなぐ改修案はかなり思い切った提案と言える。同社では、団塊世代や若い夫婦など、ファミリー層とは違った層に、需要があると見ている。

浴室とトイレ、洗面所の一体感を高めたリフォームの提案。仕上げを統一することで視覚的な広がりを持たせ、間仕切り壁をなくすことで掃除をしやすくして、使い勝手も良くする(写真:TOTO)
浴室とトイレ、洗面所の一体感を高めたリフォームの提案。仕上げを統一することで視覚的な広がりを持たせ、間仕切り壁をなくすことで掃除をしやすくして、使い勝手も良くする(写真:TOTO)