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「指定管理者」を受託する設計事務所も

埼玉県鳩山町にある交流拠点「鳩山町コミュニティ・マルシェ」。指定管理者に設計事務所のRFAが選ばれた(写真:RFA)
埼玉県鳩山町にある交流拠点「鳩山町コミュニティ・マルシェ」。指定管理者に設計事務所のRFAが選ばれた(写真:RFA)
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 上の写真は埼玉県鳩山町の公共施設「鳩山町コミュニティ・マルシェ」です。藤村龍至氏(1976年生まれ)が主宰する設計事務所、RFAが管理運営を担当しています。設計・工事監理ではなく「管理運営」です。指定管理者としてRFAが鳩山町から受託しました。詳細は特集をご覧いただくとして、「従来は無償のサービスになりがちだった仕事」を明確に報酬業務と位置付けようとする建築関係者は藤村氏のほかにも増えています(
設計事務所が開く新たな活路 「ボランティア」を報酬に変える)。

 一方で、建築界の旧態依然ぶりをチャンスと見る異業種からの参入組も目立ち始めました。建築界は人口減で新築需要が減るうえに、今後はそうした“黒船”とも対峙していかなければならないのです。

 建設市場が大きな転換点を迎えるであろう2020年を前に、国土交通省も告示15号の見直し作業を進めています。

 今回の特集では、建築界の外(異業種からの参入)、業界内、国の3つの視点で、建築ビジネスの今後の可能性を探りました。新たな「稼ぎ方」のヒントが見つかることを願っています。