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ほかにもお得な「読者限定」がこんなに

 「読者限定ウェブ記事」については、これまでこのコラムで説明したことがなかったので、もう少し触れておきます。

 今号でいえば下記の記事に関して、本誌に掲載しきれなかった写真や図面を「読者限定」としてウェブで公開しています。

フォーカス建築・東京ガーデンテラス紀尾井町
読者限定ウェブ記事:ホテルやオープンスペースなどの写真

シリーズ世界のトップ・MVRDV
図面や「マーケットホール」などの写真

建築巡礼・藤村記念堂
建具や中庭などの写真

 この機にぜひのぞいてみてください。ちなみに、日経アーキテクチュア・ウェブの検索窓で「読者限定」と検索すると、これまでの一覧がリストアップされるので、見逃したものがあれば見てみてください。例えば前号(2016年8月25日号)では、「ハウスビジョン2016の展示棟を一挙紹介」がおすすめです。

 初めてご覧になる方で、登録画面に入力する読者番号が分からないという方がいらっしゃれば、雑誌が送られてくるときの宛名の下を見てください。毎号、読者番号が書いてあります。

日経アーキテクチュア送付時の宛名部分。私(宮沢)も定期購読しています
日経アーキテクチュア送付時の宛名部分。私(宮沢)も定期購読しています

 長年の読者の方からは、「ウェブではなくすべて雑誌に載せてほしい」という意見をいただくこともあります。もちろん記事の本筋を理解するのに必要な情報はすべて雑誌に載せていますが、紙幅には物理的な限界があることも事実です。ウェブのなかった時代には、載せきれなかった補助的な写真や資料は“お蔵入り”となっていました。先に触れた今号特集の詳細データも、20年前であれば誌面に載せるスペースがなく、世に出る情報ではなかったでしょう。しかし、今はウェブというもう1つの発信媒体があります。補足情報はウェブに「読者限定」の形で掲載し、より詳細が知りたい方にだけ読んでいただく、というのが現時点では有効なサービスと考えています。

 一方で、その見せ方や検索性にはまだまだ改良の余地があることも自覚しています。「雑誌+ウェブ一体型メディア」として日経アーキテクチュアはどうあるべきか。現状に甘んじず、試行錯誤を続けていくつもりです。今後も、雑誌・ウェブともどもご愛顧ください。