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 デンマークの首都コペンハーゲンは港町であり、二十数年前から運河の両岸で再開発が進んできた。その一貫として、観光名所として知られる人魚姫像のあるランゲリーニの北側に位置する北港(Nordhavn)のふ頭に面して、コペンハーゲン・インターナショナルスクール(Copenhagen International School、以下CIS)の新キャンパスが完成。同校は今年の春に移転を終えたばかりだ。

コペンハーゲン北港のふ頭から見たコペンハーゲン・インターナショナルスクール(CIS)の新校舎 。この春に共用を開始した(写真:武藤 聖一)
コペンハーゲン北港のふ頭から見たコペンハーゲン・インターナショナルスクール(CIS)の新校舎 。この春に共用を開始した(写真:武藤 聖一)
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 新たな校舎はシー・エフ・モラー アーキテクツ(C.F.Moller Architects)が設計した建物で地上8階建て、延べ面積25000m2。CISの在籍生徒数は現在1200人で、教職員数は280人。学校としての規模では市内最大という。

 広報担当ディレクターのトーマス・ニエルセン(Thomas Nielsen)氏は、次のように話す。「1963年に創設されたCISは、3歳から18歳まで一貫教育を提供する国際学校であり、IBプログラムに準じた教育機関としては草分けの1つだ。最先端の施設であるとともに、環境や持続可能性に関する教育には特に力を入れている」。

 IBプログラムとは、スイスに本拠を置くインターナショナル・バカロレア機構(IBO)がまとめた国際的教育プログラム。IBOの認可を受けた教育機関で所定の履修認定を受ければ、世界で100カ国以上、合計2万校以上の大学で入学・受験資格として認められる。

上層の外壁を太陽光発電パネルで覆っている。遠くから見ると、モザイク仕上げのように見える(写真:武藤 聖一)
上層の外壁を太陽光発電パネルで覆っている。遠くから見ると、モザイク仕上げのように見える(写真:武藤 聖一)
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「デンマーク国内にある他のインターナショナルスクールと比較して、CISは特に歴史が古い」と話す広報担当ディレクターのトーマス・ニエルセン氏。 (写真:武藤 聖一)
「デンマーク国内にある他のインターナショナルスクールと比較して、CISは特に歴史が古い」と話す広報担当ディレクターのトーマス・ニエルセン氏。 (写真:武藤 聖一)
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 最先端の教育を提供するうえで、新校舎には、周辺の都市との有機的なつながりを実現する開放的な空間づくりも設計上の与件となった。教室部分は授業時間以外は閉鎖されるが、校舎に付随するスポーツ施設や食堂、図書館、パフォーマンス施設などパブリックな空間は周辺の地域社会にも開放し、地元企業や地域団体などが利用しているという。

新校舎周辺には港湾施設が隣接。クレーン施設や接岸しているコンテナ船が見える(写真:武藤 聖一)
新校舎周辺には港湾施設が隣接。クレーン施設や接岸しているコンテナ船が見える(写真:武藤 聖一)
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