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縦ルーバーで西日対策

 カーテンウオールを採用した北面は、これまで英国では使われたことのない、外部マリオン(方立)となっている。こうすることによって、内部空間は非常にシンプルとなり、縦ルーバーの役割も担うことができる。建物が少し西側に振れているだけなので、この荒いピッチでも西日対策になっている。

 外壁は、メンテナンスを考慮して、陽極酸化処理したアルミ仕上げとなっている。開口部は、デンマークの窓・サッシメーカーであるベルファック社の製品を用い、仮に取り替えが必要になった場合でも、建物内部から作業が可能である。

最高13mもの高さがあるマリオン。細身のプロポーションが緊張感のある印象(写真:Simon Kennedy)
最高13mもの高さがあるマリオン。細身のプロポーションが緊張感のある印象(写真:Simon Kennedy)
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 通常なら設置が必要なスプリンクラーも、設計の工夫で免除することができた。建物のコア部分を保護すると同時に、避難階段の幅を広くするという手法だ。スプリンクラーが免除できれば、コストも工期も大幅削減となる。木造4階建ての建築は、60分耐火が要求される。

 教室は、英国政府発行の “Building Bulletins”標準に従って設計し、24~72m2に分割できるようになっている。また、事務所として利用するときには、1人あたり7m2(日本では5~10m2程度)の密度となるよう計画している。最大400人分の業務スペースだ。

100席のレストラン部分(写真:Arup Associates)
100席のレストラン部分(写真:Arup Associates)
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階段は、1、2階部分では幅を広く取り、単なる動線ではなく休憩コーナーやカジュアルな打ち合わせコーナーとしても利用できる(写真:Simon Kennedy)
階段は、1、2階部分では幅を広く取り、単なる動線ではなく休憩コーナーやカジュアルな打ち合わせコーナーとしても利用できる(写真:Simon Kennedy)
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