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卵の状態から成虫になるまでを展示

 今回、在マレーシアの熱帯の蝶に関するコンサルタントである、Butterfly House Consultancyがプロジェクトに参加した。蝶が、卵の状態から成虫になるまでを展示し、アゲハチョウ科、ジャノメチョウ科、マダラチョウ科など、種類も豊富にそろえた結果、生息のための植物も2万本以上を植えることになった。

展示館の内部(写真:Arup)
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展示館の内部(写真:Arup)
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展示館の内部(写真:Arup)

 さて、コンヤ市は、紀元前12世紀ごろから存在する都市で、アケメネス朝ペルシアやローマ帝国などにも組み込まれて、初期キリスト教の舞台になった。11世紀にはイスラム教徒の侵攻、13世紀には神秘主義教団のメヴレヴィー教団が生まれるなど、アナトリア地方を代表する宗教都市として繁栄してきたが、近年では放置されたエリアも目立っていた。

 最近になり、2006年にはコンヤ貿易センター(42階建て)が完成、2011年にはトルコ高速鉄道の開通。今回、紹介したバタフライ・バレー公園を含め、歴史に翻弄された宗教都市が、現代的な都市に変わりつつある。

アラップの発表資料、日本語

プロジェクト概要

発注者:Konya Seljuk Municipality
コンセプトデザイナー:Entopia
意匠・構造・建築設備・ファサード:アラップ
蝶園コンサルタント:Butterfly House Consultancy

菊地雪代(きくち・ゆきよ)
菊地雪代(きくち・ゆきよ) アラップ東京事務所アソシエイト/シニア・プロジェクト・マネージャー。東京都立大学大学院工学研究科建築学専攻修了後、設計事務所を経て、2005年アラップ東京事務所に入社。一級建築士、宅地建物取引主任者、PMP、LEED評価員(O+M)。アラップ海外事務所の特殊なスキルを国内へ導入するコンサルティングや、日本企業の海外進出、外資系企業の日本国内プロジェクトを担当。