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運行開始時、大きな話題を呼んだクルーズトレイン「ななつ星in九州」を始め、駅舎などの各施設でも、九州旅客鉄道JR九州)は地域の木材を積極的に活用している。目指すのは、地域との共存共栄だ。地域とともにある企業像について、同社鉄道事業本部施設部の前川聡幸部長に語ってもらった。

―九州を代表する一企業として、地域との関係をどのようにとらえていますか。

九州旅客鉄道鉄道事業本部施設部 部長 前川 聡幸氏(写真:林田 大輔)
九州旅客鉄道鉄道事業本部施設部 部長 前川 聡幸氏(写真:林田 大輔)
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前川 JR九州グループの中期経営計画「つくる2016」では、基本方針に当たるものを「いきざま」と掲げており、その1つに“地域を元気に”と謳っています。地域の元気がなければ、私たちも元気にはなれない。地域を元気にすることで、私たちも元気にもなると考えています。以前からJR九州グループでは、地域貢献を理念に掲げていましたが、それを“地域を元気に”という言葉で、より明確に表現しました。

―地域を意識するようになったのは、なぜですか。

前川 要因として大きいのは、全国でも九州は少子高齢化が早く進んでいることです。人口が減り、地域が疲弊すれば、駅を訪れる人も、鉄道利用者も減ってしまう。その意味で、地域とJR九州とは運命共同体とも言えるのです。

―地域を元気にするために、どのような取り組みをしているのですか。

前川 大きな使命の一つととらえているのが地域のまちづくりで、その一環として、木材の活用や農業の支援などに取り組んでいます。