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木材活用フォーラム2015のセミナープログラム最後の講演を行ったのは、三菱商事・ユービーエス・リアルティのリテール本部長である荒木慶太氏と、同社不動産運用部のシニアマネージャー金髙拓文氏の二人。REIT(不動産投資信託)の資産運用を行う立場から、木造を組み込んだ計画中の商業施設の事例を紹介した。

三菱商事・ユービーエス・リアルティの荒木慶の講演。スライドはGビル自由が丘01(B館)の建て替え後の完成イメージ。手前が同ビルの模型(写真:小林 淳)
三菱商事・ユービーエス・リアルティの荒木氏の講演。スライドはGビル自由が丘01(B館)の建て替え後の完成イメージ。手前が同ビルの模型(写真:小林 淳)
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 講演を始めた荒木氏の所属する会社は、Jリート銘柄の日本リテールファンド投資法人を抱え、商業特化型の施設を運用している。今回の講演では、同社が企画し、現在計画が進行している、RC造と木造を組み合わせた「Gビル自由が丘01(B館)」の建て替え工事を紹介した。

三菱商事・ユービーエス・リアルティ リテール本部長 荒木慶太氏(写真:小林 淳)
三菱商事・ユービーエス・リアルティ リテール本部長 荒木慶太氏(写真:小林 淳)
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スライドは建て替え前のGビル自由が丘(B館)の外観(写真:小林 淳)
スライドは建て替え前のGビル自由が丘01(B館)の外観(写真:小林 淳)
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 「物件の建て替えはテナントの退去が必要で、工事期間中の賃料収入が落ち、本来、資産運用会社としてはハードルの高い行為。本計画は、建て替えによる収益性と資産価値の向上がそうしたデメリットを上回ると判断された、自社初の事例だ」と荒木氏は話を切り出した。

 自由が丘という立地の価値が現在、向上しつつあることや、既存建物が容積率を消化しきっていなかったこと、建て替えを行わなかった場合でも将来の修繕費用が相当額に上ると考えられることなどが、計画を実行に移す決め手となったという。