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戸建ての申請料は3万円

 BELSはあくまで図面上の審査なので、現場のチェックなどは原則行わない。また申請のタイミングはいつでもよく、建った後でも構わない。既存と新築の別も問わない。

 「現実の設計を詰めていく流れを前提にすると、まず確認申請を出しておき、細かい仕様が決まった後にBELS申請を行うという考え方もできる」と齋藤さんは指摘する。

 気になる申請料だが、戸建て住宅の場合、審査がシンプルなので、どのBELS実施機関も3万円程度だ。

 BELSの審査は、設計住宅性能評価や長期優良住宅、民間金融機関と住宅金融支援機構が提供する長期固定金利住宅ローン「フラット35S」などと審査項目が共通しているので、これらの申請時にBELSも併願申請すれば、BELS実施機関では1万円程度で審査を行なう。

 これまで設計住宅性能表示は審査単体で4万円程度掛かっていたことを考えると、リーズナブルな設定といえる。期間限定の割引料金の適用などもあるので、詳細はBELS実施機関に問い合わせてほしい。

主なBELS実施機関の審査料金の例(資料:各機関の資料を基に作成)
主なBELS実施機関の審査料金の例(資料:各機関の資料を基に作成)
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