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 広島県尾道市で10月17日、建築家の堀部安嗣氏がデザインを手掛けた客船「ガンツウ」が就航する。2泊3日と3泊4日のツアーを中心に、同県の宮島(厳島)沖やアート施設で知られる香川県の直島付近など、瀬戸内海を巡る5航路が設けられている。

 堀部氏が建築物以外の設計を手掛けるのは、ガンツウが初めてだ。船名の由来は、瀬戸内海に広く生息するイシガニを指す地元言葉。味噌汁に入れるといい出汁が取れ、地元で長く愛されてきたカニだという。

「ガンツウ」の完成イメージ。客室は4タイプ19室を備える。1室を2人で利用する際の室料は、1泊当たり40万~100万円(資料:せとうちクルーズ)
「ガンツウ」の完成イメージ。客室は4タイプ19室を備える。1室を2人で利用する際の室料は、1泊当たり40万~100万円(資料:せとうちクルーズ)
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 客室デザインは、「日本人の身体が、真に喜ぶ空間」(堀部氏)を意識しているという。木材を多用して全室に「縁側」を設けるなど、空間全体が住まい手の快適性を重視した住宅設計で知られる堀部氏らしいデザインだ。

4タイプの客室で、最も広い縁側がある「グランドスイート」の完成イメージ。縁側には、露天風呂もある(資料:せとうちクルーズ)
4タイプの客室で、最も広い縁側がある「グランドスイート」の完成イメージ。縁側には、露天風呂もある(資料:せとうちクルーズ)
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グランドスイートの内観イメージ。「縁側に腰掛けてお酒やお茶を飲んだら、身体が喜ぶのではないか。靴は脱げた方が快適。身体にとって快適なことを突き詰めて、デザインに落とし込んでいった。一番の高級感は、等身大でリラックスできることだと考えた」(堀部氏)(資料:せとうちクルーズ)
グランドスイートの内観イメージ。「縁側に腰掛けてお酒やお茶を飲んだら、身体が喜ぶのではないか。靴は脱げた方が快適。身体にとって快適なことを突き詰めて、デザインに落とし込んでいった。一番の高級感は、等身大でリラックスできることだと考えた」(堀部氏)(資料:せとうちクルーズ)
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