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建築プロジェクトデータベース」と連動する形で進めるこのコラム。同データベースの収録建築から、「人に話したくなる」うんちく情報をクイズ形式で紹介します。第6回は、このほど村野藤吾賞を受賞した伊東豊雄氏です。

 建築家の伊東豊雄氏(伊東豊雄建築設計事務所代表)が第30回村野藤吾賞(村野藤吾記念会主催、古谷誠章代表)を受賞しました。対象は昨年9月30日に開館した「台中国家歌劇院」。伊東氏は1989年に「サッポロビール北海道工場」でも受賞しており、2度目の受賞は同賞の歴史上初めてです。この5月15日に、国際文化会館(東京都港区)で授賞式が行われました。

村野藤吾賞の受賞式で挨拶する伊東氏(左)。右奥は村野藤吾記念会代表で審査委員の古谷誠章氏(写真:日経アーキテクチュア)
村野藤吾賞の受賞式で挨拶する伊東氏(左)。右奥は村野藤吾記念会代表で審査委員の古谷誠章氏(写真:日経アーキテクチュア)
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 さて今回は、村野藤吾賞の受賞対象となった「台中国家歌劇院」から出題します。

台中国家歌劇院の開業日の2016年9月30日は、夜からオープンセレモニーが開かれ、その様子は大型画面に映し出された。市民は期待と興奮の入り混じった表情で見入っていた(写真:日経アーキテクチュア)
台中国家歌劇院の開業日の2016年9月30日は、夜からオープンセレモニーが開かれ、その様子は大型画面に映し出された。市民は期待と興奮の入り混じった表情で見入っていた(写真:日経アーキテクチュア)
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 1問目の前に、少し告知をさせてください。日経アーキテクチュアなどが主催するシンポジウム「次世代建築イノベーション2017」が、来る5月24日(水)に東京で開催されます。冒頭の基調講演に、伊東氏に登壇いただきます。講演のタイトルは「アジアから発信する建築は可能か」、です。受講料は無料ですが、事前のご登録が必要になります。詳しくはこちらをご覧ください。

 では、問題に戻ります。

 「台中国家歌劇院」は、国際設計コンペで伊東氏が選ばれました。日本ではコンペで当選してから5年程度で施設が完成するのが一般的ですが、この台中国家歌劇院は、完成までにかなり長い年月がかかりました。

Q.伊東豊雄氏が国際コンペで「台中国家歌劇院」の設計者に選ばれたのと同じ2005年に、伊東氏の設計で日本に竣工した建築はどれでしょう。

A.今治市伊東豊雄建築ミュージアム
B.座・高円寺
C.多摩美術大学附属図書館
D.アイランドシティ中央公園中核施設 ぐりんぐりん
E.まつもと市民芸術館