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築5年の地下室付き住宅の住まい手から、結露とカビに悩んでいるとの相談を受けた。窓を開けて換気に努めても、地下室がジメジメして仕方ないという。温度や湿度を測定し、結露発生の原因を調べることにした。今回は、測定結果を見ていく。(日経ホームビルダー)

測定結果エアコンで除湿運転しても湿度が下がらない

 気になる寝室と納戸の測定結果を見てみよう。共に安定した湿度を保ち、湿度差もほとんどないように見える。ただ、20日と21日の夜だけ、寝室の湿度に変化が無いにもかかわらず、納戸だけ湿度が上がっていた。疑問の答えはすぐにわかった。この時間、Kさんは書斎にいたのだという。(前回の内容はこちらの記事を参照

 寝室と納戸がそろって急激に湿度を下げている部分がある。22日と24日だ。特に、22日の8時30分は一気に湿度が外気と同程度まで下がっている。該当時刻の行動をKさんに確認したところ、窓を開け放って掃除をしていた。湿度低下に換気がいかに効果的かを知ることになった。

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 一方、湿度低下の効果が見られなかったのが、エアコンのドライ運転だ。23日は窓を開けずに終日ドライ運転を続けていたが、1日の湿度変化はほとんどみられない。Kさんにこのことを伝えると、「ドライ運転が止まっていたのかもしれない」と話してくれた。

 Kさんの話を聞いた隊員は、メーカーのお客様相談室にエアコンの運転モードを確かめた。すると、「通常ドライモードだと運転開始温度より1.5度、強力除湿モードだと2.5度下がると運転を自動的に停止する」との答えが返ってきた。外が冷えて部屋の温度が下がり、エアコンが停止したのだろう。

(初出:日経ホームビルダー2007年12月号 当時の記事のまま再掲載)