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土台関連の不備は、基礎立ち上がりコンクリート打設前と土台据え付け施工後の2工程を関連付けて確認するのがポイントだ。職人が不備に気付けない場合もあるので、現場監督が事前確認で配慮したい。(日経ホームビルダー)

 土台据え付け施工の後から、床下地材を施工する前に掛けて実施する監査では、アンカーボルトの設置による不備が最も多い。我々がこれまで見てきた経験からいえば、1位は「土台側面に近いアンカーボルト」、2位は「土台継ぎ手部分のアンカーボルト」、3位は「土台の割れ」だ。

 この不備が見つかるのは、土台や大引き、床束の施工状態を確認するタイミングがほとんどだ。不備があった場合は大きな手戻りとなるので、可能な限りこの手の不備は避けたい。特にアンカーボルトに関しては、コンクリート打設後のタイミングで不備を発見しがち。手直しができない状態がほとんどだ。

 それだけに、事前のチェックでしっかりと防いでおきたい。これらの不備を見付けるには、まず、基礎の立ち上がり型枠施工後のタイミングで確認し、さらに土台据え付け施工後のタイミングでも確認するといった、2回の工程を関連付けて確認することがポイントとなる。

コンクリート打設前後で確認

 写真1は、アンカーボルトの施工に不備があった悪い例だ。アンカーボルトが土台の側面に近すぎる。

〔写真1〕位置を確認
〔写真1〕位置を確認
アンカーボルトが土台の側面に近すぎる。地震などで水平方向の力が掛かったときに土台が破損して外れてしまい、建物が倒壊する可能性がある。見た目以上に危険な状態だ(写真:ネクストステージ)
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 このような不備を避けるためには、アンカーボルトの配置が設計図どおりであるかなどを、コンクリート打設前に確認しておくことが重要だ。チェックシートの工程2に当たる。現場監督が現場にいないタイミングで打設工程を進めてしまうと、施工精度が悪くなりかねない。

 土台据え付け施工が終わったあとにも再び確認する。チェックシートでは、工程3の部分だ。主に、アンカーの位置などを確認。この2回の工程での確認で不備に気付きやすくなる〔写真2〕。

〔写真2〕固定器具で工夫
〔写真2〕固定器具で工夫
右は、固定器具を利用してアンカーボルトを基礎の中心にセットする工夫。左の写真のように、アンカーボルトが中心にくる(写真:ネクストステージ)
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(資料:ネクストステージ)
(資料:ネクストステージ)
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