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(イラスト:柏原昇店)
(イラスト:柏原昇店)
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 高耐久を売りにしたA工務店はこだわりの強い建て主が多い。Bさんもその一人。長寿命化に興味を持ち、書籍で木材保存について勉強していた。そんなBさんからは、シロアリと防腐対策として、土台のほか外周に配置される柱材もすべて防腐木材にしたいとの要望があった。

 材に傷を付けて薬剤を加圧注入した防腐木材は、土台にのみ使うのが一般的だ。応対した社長のAさんは戸惑った。だが、プレカット工場に問い合わせたところ、ベイマツならA工務店の標準である120mm角もあるという。早速、Bさんにその旨を連絡。素早い対応が評価され、間もなく契約することができた。

 Bさんは断熱など省エネにもこだわりが強く、仕様の決定に時間を要したが、数カ月後には着工に漕ぎつけた。

 そして建て方。Bさんは有給休暇を取って現場にきた。1階が組み上がり、2階の管柱を建て始めたころにBさんの表情が曇り出し、Aさんを捕まえて問いただした。「2階の柱に防腐木材が用いられていない」