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設計担当者への本音独りよがりな設計はプロじゃない

(イラスト:柏原 昇店)
(イラスト:柏原 昇店)
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 無事に契約が終わり、設計の段階に入ったとき、建て主はどの程度不愉快な思いをしているか。

 設計担当者に対する満足度では、男性、女性とも高い評価となった。満足している人の比率は営業担当者に対する満足度と同様に約70%に上る〔図8〕。

〔図8〕設計担当者に対する満足度は、営業担当者と同様に、満足と感じている人の比率が約70%と高い。男女での差もほとんど見られない(資料:日経ホームビルダー)
〔図8〕設計担当者に対する満足度は、営業担当者と同様に、満足と感じている人の比率が約70%と高い。男女での差もほとんど見られない(資料:日経ホームビルダー)
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 満足している人は、その理由として「説明が分かりやすい」(50.2%)や「提案内容が優れている」(39.3%)、「親身になってくれる」(38.9%)、「対応が早い」(35.1%)といった項目を挙げた〔図9〕。提案が優れていて説明が分かりやすいと、かなり高い満足度を得られそうだと分かる。

〔図9〕満足の要因は「説明が分かりやすい」「提案内容が優れている」「親身になってくれる」の順。不満は「提案内容が悪い」「段取りが悪い」などを指摘。提案内容は、満足度を左右する要だ(資料:日経ホームビルダー)
〔図9〕満足の要因は「説明が分かりやすい」「提案内容が優れている」「親身になってくれる」の順。不満は「提案内容が悪い」「段取りが悪い」などを指摘。提案内容は、満足度を左右する要だ(資料:日経ホームビルダー)
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 他方、不満に思っている人は、「提案内容が悪い」(41.6%)、「段取りが悪い」(33.7%)、「親身になってくれない」(31.5%)を理由に掲げている。

 満足要因と不満要因から、建て主が設計担当者に求めている一番のポイントは、「提案内容」といえるだろう。ここがきちんとできていなければ、建て主の不満は大きくなる。