歴史的に価値がある建築物を、誰もが納得できるような形で継承していくためにはどうすべきか─。川崎市がこの問題に1つの解を提示した。同市庁舎の建て替えに当たり、庁舎の象徴となっている時計塔を残す「川崎市本庁舎等建替基本計画(案)」を作成。超高層棟の足元に、現庁舎の一部を低層棟として復元〔図1〕。昭和初期の建物の意匠を継承しつつ、市民が集う場として活用することで、保存に対する賛否の落としどころを探った。

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