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両者「元請け」で対等に調整

これまでに開業した4件の星のやは、いずれも建築とランドスケープが融合した風景を生み出してきた。 一連のプロジェクトでタッグを組む東代表と長谷川パートナーに、設計の進め方を語ってもらった。

─2005年の「星のや軽井沢」〔写真8〕以来、一連の星のやを協働で設計しているが、きっかけは?

〔写真8〕協働の風景づくり
〔写真8〕協働の風景づくり
完成時期では「星野温泉トンボの湯」(2002年)の後だが、一連の星野リゾートのプロジェクトで、両氏が初めて協働して設計に取り組んだ「星のや 軽井沢」(05年)(写真:吉田 誠)
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 実は、軽井沢で組むまで面識はなかった。軽井沢は当初、私の事務所で建築もランドスケープも設計するつもりで、簡単なスケッチも描き始めていた。しかし、ランドスケープが重要なプロジェクトなだけに、自分たちだけでやるのは危険かもしれない、と思うようになった。

 そこで、以前から知っていたオンサイト計画設計事務所のパートナー、三谷徹さんに声を掛けた。しかし、当時、三谷さんは滋賀県立大学の助教授を務めていたので、長谷川さんを紹介された。

長谷川 知らない者同士だから、初めは「相手の出方を見よう」といった探るような雰囲気があった(笑)。打ち合わせも今より頻繁にしていた。軽井沢を進める一方で、協働して最初に完成したのは、同じ星野リゾートの日帰り入浴施設「星野温泉トンボの湯」(02年)だった。