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太陽の軌道データを計算

 BIMソフトが、時刻に応じた影の形を正確にシミュレーションできるのは、建物の計画場所ごとに太陽の軌道を正確に計算できるデータベースを持っているからだ。

 計画中の建物によって生じる影の形や大きさを正確に予測するには、(1)建物の場所(緯度、経度、高度など)、(2)建物の大きさと向き、(3)日付と時刻の3つの要素で決まる。BIMソフトにこれらのデータをインプットすると、その条件に合った方位や高さに太陽が現れ、そこから建物に光を照射する〔図1〕。

〔図1〕場所を指定すると太陽の軌道を計算
〔図1〕場所を指定すると太陽の軌道を計算
オートデスクのBIMソフト「Revit Architecture」で日影を検討しているところ。場所や日時を指定すると太陽がどの位置に現れ、計画建物をどのように照らして影をつくるか瞬時にシミュレーションする(資料:オートデスク)
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 影を正確に予測するためには、計画建物のBIMモデルの位置や向きを正確に設定しておかなくてはならない。特に、向きの設定は重要だ。ARCHICADの場合、真北を画面内のどの方向に設定するかをダイアログボックスで指定する〔図2〕。

〔図2〕計画建物の向きも正確に入力
〔図2〕計画建物の向きも正確に入力
ARCHICADで日照シミュレーションをするために、条件を設定しているところ。立地場所の緯度や経度、高度などを入力したうえで、真北を画面内のどの向きに設定するかを指定する(資料:横松建築設計事務所)
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