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スイスで設計を手掛ける日本人設計者が目立っている。隈研吾氏や坂茂氏のほか、山本理顕氏は空港付属施設に取り組む。設計者の地位は高い一方、環境性能などの要求は高い。日本が参考にすべき点を山本氏に聞いた。

 スイス・チューリッヒ空港に隣接する敷地で、「ザ・サークル」の工事が進んでいる。山本理顕設計工場の設計による空港付属の複合施設で、2015年4月に着工した。延べ面積約26万m2の建物には事務所や店舗、ホテル、大学病院などが入る予定だ。発注者は空港運営会社のフルークハーフェン・チューリッヒ。建物は地下2階、地上11階建てで、最高高さは約38mに抑えている〔図1、2〕。

〔図1〕丘側はいくつもの建物が集積したように
「ザ・サークル」の完成予想図。ガラスファサードが続く道路側に対し、丘側はいくつもの建物が集積したように凸凹している(出所:Flughafen Zürich)
「ザ・サークル」の完成予想図。ガラスファサードが続く道路側に対し、丘側はいくつもの建物が集積したように凸凹している(出所:Flughafen Zürich)
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棟間は、路地と広場から成るチューリッヒ旧市街から着想した(出所:Flughafen Zürich)
棟間は、路地と広場から成るチューリッヒ旧市街から着想した(出所:Flughafen Zürich)
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〔図2〕建築であり、都市でもあるプラン
〔図2〕建築であり、都市でもあるプラン
全体の完成予想モンタージュ。敷地は三日月形。2009年の国際コンペで、山本理顕設計工場は「大きな建築であり、小さな都市のようでもある」という案で最優秀賞を取った(出所:Flughafen Zürich)
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