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 米国・オーランドに本社を構えるヒルトン・グランド・バケーションズ(HGV)は3月26日、神奈川県小田原市で「タイムシェア・リゾート」型の宿泊施設を国内で初めて開業すると発表した。メーンターゲットは、日本人の家族旅行客だ。

 開業第1弾となるのは「ザ・ベイフォレスト小田原・バイ・ヒルトン・クラブ」。同施設は既存の「ヒルトン小田原リゾート&スパ(以下、ヒルトン小田原)」の敷地内で計画されており、別荘タイプのコテージとコンドミニアムタイプのヴィラから成る〔図1〕。

〔図1〕約6万m2を取得して開発
「ザ・ベイフォレスト小田原・バイ・ヒルトン・クラブ」の全体の完成イメージ。HGVが計画地として小田原ヒルトン(神奈川県小田原市)から取得した敷地は、約5万9000m2(資料:Hilton Grand Vacations)
「ザ・ベイフォレスト小田原・バイ・ヒルトン・クラブ」の全体の完成イメージ。HGVが計画地として小田原ヒルトン(神奈川県小田原市)から取得した敷地は、約5万9000m2(資料:Hilton Grand Vacations)
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2018年4月に開業するコテージの内観の一例(写真:Hilton Grand Vacations)
2018年4月に開業するコテージの内観の一例(写真:Hilton Grand Vacations)
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 先行する10棟のコテージは、ヒルトン小田原の既存施設を改装し、2018年4月に開業する。その後、100棟のヴィラを4期に分けて順次新築で設ける計画だ。

 1ユニット当たりの面積は、スタンダードタイプで90m2程度を見込む。定員は3世帯が同時に利用できる6人程度とする。設計は久米設計が担当。全体のデザインは、橋本夕紀夫デザインスタジオが手掛ける。

日本市場は年平均8%拡大

 HGVのタイムシェア・リゾートは、週単位で所有権を販売するシステム。所有権は相続も可能だ。特に米国のハワイなどで人気が高く、日本でも近年、注目が集まっている。同社の日本人オーナー世帯数は12年から17年まで平均8%で成長。小田原での国内初開業を決めた主な理由に次の5つを挙げた。

 (1)ヒルトン小田原が既存の日本人オーナーから人気が高いこと、(2)タイムシェアに適したゆとりあるユニットが確保できること、(3)日本人の既存オーナーの約50%が小田原から2時間以内の場所に住んでおり、利便性が高い立地であること、(4)周囲の景観の美しさや温泉など観光資源が豊富なこと、(5)敷地内に立つヒルトン小田原との相乗効果が見込めること――。

 価格帯は、ハワイで展開するタイムシェア・リゾートと同等程度の3万5000ドル(約367万5000円)~8万ドル(約840万円)とする方針だ。