4月に「サミット」、行政職員向けプログラム拡充
こうした局面の変化に対応し、リノベーションスクールの企画・運営を手掛けて全国に広げる役割を果たしてきたリノベリング社(東京都豊島区)が、昨年に続いて2度目の「リノベーションまちづくりサミット」を開催する。「事業者市民」と呼ばれる、まちなかにおける起業者や起業志望者のほか、行政職員のためのプログラムを大幅に拡充したものとなる。
既に各地のリノベーションスクールは公共空間の利活用をユニットワークの課題とするなど、取り扱う対象を広げてきた。今回のサミットでは、さらにエネルギー、ツーリズム、食などを観点に、より規模の大きな雇用創出につながる地域の産業の新しい形を、リノベーションまちづくりと関係させて議論するという。
●開催概要とプログラムの詳細に関しては、以下の公式サイトを参照。 「リノベーションまちづくりサミット!!!2017」 会期 2017年4月14日(金)~16日(日) 会場 3331 Arts Chiyoda メインギャラリー(東京・外神田)
リノベリング社の代表としてリノベーションスクールの全国展開を支えてきた建築家の嶋田洋平氏(らいおん建築事務所代表、北九州家守舎代表、都電家守舎代表)と前出・清水義次氏に、リノベーションスクール、リノベーションまちづくりの歩みと近年の変化、サミット開催の趣旨などを語り合ってもらった。次回から複数回にわたって掲載する。
●「リノベーションまちづくりサミット」に関しては下記も参照。 ・脱補助金、自立型まちづくりのサミット開幕
●「リノベーションまちづくり」に関しては下記も参照。 ・リノベで街の課題を解決、地域開発にも挑む~嶋田洋平氏 ・小さく、速く、民間自立型で“エリア”を攻める ・民間の「小」と公共の「大」、不動産活用の連携へ
●リノベーションアーキテクト育成に関しては下記も参照。 ・急進展の「空き家再生」手法、プロ養成も開始 ・松村教授が注目、新「民主化」世代の建築教育
●以下は、昨年開催の「リノベーションまちづくりサミット!!!2016」の様子。
(次回に続く)