PR
4月14日21時26分、熊本県熊本地方で発生した震度7の地震を皮切りに、震度5~6を観測する地震が相次いでいる。2016年熊本地震だ。4月16日午前1時25分には、マグニチュード(M)7.3の本震が発生。余震の影響もあり、多くの戸建て住宅やビルなどが被害を受けた。16日の現地の様子を、日経ホームビルダーの荒川尚美記者が取材した。フェイスブックで速報した記事をまとめた。

ガセットプレートがボルト穴部分で破損

 下の写真は、熊本市中央区に建つ築40年以上の建物。1階は鉄骨で2階が木造の混構造だ。16日未明の地震で倒壊した。1人暮らしの高齢者は、すぐに救出されたため無事だった。

 鉄骨のガセットプレート(鉄骨造の柱や梁などの部材を組み合わせるために用いる鋼板)がボルト穴でちぎれていた。プレートの上に敷いていたモルタルと土台がシロアリの被害を受けていたようだ。

 この建物の手前に建つ築2年の住宅や築30年の住宅には目立った被害はないという。

(写真:日経ホームビルダー)
(写真:日経ホームビルダー)
[画像のクリックで拡大表示]
(写真:日経ホームビルダー)
(写真:日経ホームビルダー)
[画像のクリックで拡大表示]