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 100年集落をつくる-神戸市で兵庫、大阪の工務店22社が共同で分譲地を開発・販売するプロジェクト「里山住宅博 in KOBE 2016」(主催:里山住宅博in神戸実行委員会)が6月11日から始まった。

6月11日から神戸市で始まった「里山住宅博 in KOBE 2016」。来年1月15日まで開催される(写真:里山住宅博in神戸実行委員会)
6月11日から神戸市で始まった「里山住宅博 in KOBE 2016」。来年1月15日まで開催される(写真:里山住宅博in神戸実行委員会)
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 会場は神戸市北区上津台の北側約3万5000m2の土地で、全62区画のうち西側37区画に、建築家の堀部安嗣さんと松澤穣さんが設計したヴァンガードハウス2棟を含む26棟のモデルハウスが建つ。さらに、街区北にある斜面を「里山」とし共有地として住民が等分に所有する。果樹やこなら、かしわなどの地元の木を植え、遊歩道を整備するなどし、住宅と同時に郊外生活の楽しみ方を提案しているのが特徴だ。土、日曜日と重なった最初の2日間には約670人が来場し、各工務店のモデルハウスを興味深く見て回っていた。

展示されている住宅の一つ「Passage House トンネルの家」(写真:田口由大)
展示されている住宅の一つ「Passage House トンネルの家」(写真:田口由大)
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「Passage House トンネルの家」の室内(写真:田口由大)
「Passage House トンネルの家」の室内(写真:田口由大)
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 住宅博は、ランドスケープの専門家である田瀬理夫氏(プランタゴ代表)が町並みをデザイン。参加工務店は建築協定を結び、外構コードとしては「庭と外構工事はコンクリート打設を使わない」「道路との境界は緑のスクリーンにする」などのルールをつくった。それぞれ特徴のある家を建てながら、外構コードを守ることで街並みに統一感を出し、付加価値を高めている。

 土間を配したり、自然や植栽を楽しめるように開口部に工夫を凝らしたり、冷暖房に様々な工夫を取り入れたり、住まい方にあわせて間取りを変更しやすくしていたりと、各工務店がアイデアと技術力を形にした住宅が並ぶ。各モデルハウスには「坐して住まう家」(三ツ輪)や「南北に抜ける家」(d+bアーキテクチャー)、「Passage House トンネルの家」(グートンライフ+二川徹)といった、それぞれ住宅のコンセプトを簡単に表した名前がつけられている。

 来場者からは、「大手メーカーのモデルハウスと違い、実際に暮らす広さなのでイメージがしやすい」、「これだけの数の工務店のモデルハウスが一度に見られるのがいい」、「工務店でもこれだけの家が建てられるとわかって驚いた」などの声が聞かれた。

 各モデルハウスは、住宅博終了後の引き渡しで販売する。また現在、造成中の東側25区画を含めた36区画の土地は、この住宅博に参加している工務店による建築を条件に売り出している。宅地の平均面積は約190m2で、里山の平均持分面積は約375m2。6月11日時点でモデルハウス3棟、土地6区画が売約済みとなっている。開催は2017年1月15日まで。モデルハウスの公開スケジュールは、住宅博のホームページで確認のこと。