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 日経ホームビルダーは新築戸建て住宅に携わる実務者を対象に緊急調査を4月末から5月上旬にかけて実施した。

 設問では、施工品質に関係する重要な項目として、監督1人が同時期に抱える、いわゆる仕掛かり棟数について尋ねた。仕掛かり棟数の上限を「決めている」との回答は2割にとどまり、仕掛かり棟数への意識の低さが表れた。

現場監督が1人で同時期に管理する現場の棟数(仕掛かり棟数)を決めているか否かを質問した結果(資料:日経ホームビルダー)
現場監督が1人で同時期に管理する現場の棟数(仕掛かり棟数)を決めているか否かを質問した結果(資料:日経ホームビルダー)
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 監督1人が抱える仕掛かり棟数は、規模の大きな会社ほど増す傾向にある。年間200棟以上を建てる住宅会社では「平均6~10棟」が4割と最も多い。仕掛かりが「11棟以上」と回答したのは、年間50棟未満の住宅会社では0%だが、年間50 ~199棟で9.1%、年間200棟以上で23.5%を占めた。

 いわゆるパワービルダー系の会社で監督の掛け持ち負担が重くなっている現状が浮き彫りになった。

現場監督1人当たりの仕掛かり棟数を年間建設棟数別に集計した結果(資料:日経ホームビルダー)
現場監督1人当たりの仕掛かり棟数を年間建設棟数別に集計した結果(資料:日経ホームビルダー)
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 もう1つ、施工品質を左右する項目として平均工期を聞いた。建て売り住宅、注文住宅とも最も割合が多かったのは「3カ月~3カ月半」で、建て売り住宅の約5割、注文住宅の3割を占めた。建て売り住宅並みに工期を短縮する注文住宅が3割に及ぶことは注目に値する。

新築住宅の平均工期を注文住宅と建て売り住宅別に集計した結果(資料:日経ホームビルダー)
新築住宅の平均工期を注文住宅と建て売り住宅別に集計した結果(資料:日経ホームビルダー)
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