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台湾から沖縄へ髪を切りに行く人も

 ピーチは現在、国際線で10、国内線で14の路線を持ち、国際線の乗客の7割を外国人が占める。国際線の運賃は、フルサービスキャリアの通常運賃に比べて12分の1から16分の1に抑えており、「那覇-台北線は9割が台湾人。台湾から那覇の美容院に通う女性客もいる」という。

 また、同社は新造航空機を採用し、シートを全席革張りにしている。「アジアの富裕層、特に女性というターゲットを意識した」もので、実際にピーチの全乗客の男女比は男性48%、女性52%。男性が7割という大手航空会社に比べると“女性ウケ”は顕著だ。また、乗客の約6割が20~30代で、機内は「カジュアルな服装の人が多く、ジャケットを着た人が少ない」。ビジネスでの利用は少なく、ガイドブックを持たない“思いつき”の旅行や日帰り旅行に使う人が多いとみている。

 同社の業績は2015年度まで3期連続で増収増益。また、ピーチの好調が、空港や周辺の鉄道、宿泊の需要増にも大きく貢献しているという。例えば、大阪府の2014年の年間宿泊者数は、LCC就航前の2011年に比べて660万人増えて2837万人に。特に外国人宿泊者数は2.6倍の620万人まで増えた。南海電鉄や関西国際空港にも好影響を与えており、同社ではこれを「The 関西モデル」と呼んでいる。

国内外に24路線を展開。今後も拡大していく方針だ(写真:赤坂 麻実)
国内外に24路線を展開。今後も拡大していく方針だ(写真:赤坂 麻実)
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