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 東京都の勝どき地区と晴海地区を結ぶ「桜小橋」が10月に開通した。朝潮運河を通行する船の桁下限界をクリアし、かつバリアフリーの5%以下の勾配を実現するという制約条件のもと、橋の桁高を1mに抑えた。極めて薄く、水辺に調和したシンプルなデザインだ。

10月1日に開通式があった桜小橋(東京都中央区)。桁高は1mと極めて薄い。PC3径間連続ラーメン形式で橋長は87.8m、有効幅員は4.5m~5.5m(写真:大井 智子)
10月1日に開通式があった桜小橋(東京都中央区)。桁高は1mと極めて薄い。PC3径間連続ラーメン形式で橋長は87.8m、有効幅員は4.5m~5.5m(写真:大井 智子)
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 整備主体は中央区。桜小橋は、「朝・夕通勤時の周辺歩道の混雑緩和」と「災害時の避難路の確保」の2つを大きな目的に掲げている。

 橋の北西側には都営地下鉄大江戸線の勝どき駅があり、朝夕の通勤時は、駅から晴海地区のオフィスビルに向かう通勤者で、晴海通りの歩道が大混雑していた。それが、桜小橋を架けることで通勤者の新たなルートが増える。

 朝潮運河周辺は行き止まりの道路が多く、勝どき地区には木造住宅も残る。火災時などは、橋が地域住民の避難ルートにもなる。

晴海地区側の商業施設「晴海トリトン」からの眺め。手前が桜小橋。奥はオフィス、商業施設、住居が集積する晴海アイランドトリトンスクエアと、勝どき地区とを結ぶトリトンブリッジ。動く歩道がある(写真:大井 智子)
晴海地区側の商業施設「晴海トリトン」からの眺め。手前が桜小橋。奥はオフィス、商業施設、住居が集積する晴海アイランドトリトンスクエアと、勝どき地区とを結ぶトリトンブリッジ。動く歩道がある(写真:大井 智子)
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