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企業の成績アップを指導する技術者などに登場してもらい、好成績獲得の核心に迫る。工事、業務ともに発注者が公表している「成績評定要領」を整理して評価方法を正確に把握すれば、高得点継続への道は見えてくる。

 終わってから点数を付ける試験やテストと違い、工事では途中段階でも成績評定で技術的な検査を実施している。施工管理の適切さを確認する「施工プロセス」のチェックだ。この中身や重要性を理解していない技術者が、意外に多い。

 チェックする内容の多くは、各評価者の「評価対象項目」にひも付いている。チェックリストと成績評定要領を読み解けば、ほぼ同じ文言があることに気が付く。チェックリストどおりに工事を遂行することが、好成績取得の第一歩となる。

施工プロセスチェックと関連性の高い評価対象項目の例
施工プロセスチェックと関連性の高い評価対象項目の例
取材をもとに日経コンストラクションが作成
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 ただし、施工プロセスチェックの基本的な解釈を間違わないように注意したい。成績評定の評価対象項目のほとんどは、契約書や特記仕様書、土木工事共通仕様書などに記載のある契約事項だ。同様に、施工プロセスのチェック項目も、契約事項に該当する。

 長年、工事成績セミナーで講師をしている泉エンジニアリング(那覇市)の前田憲一技術顧問は、「契約事項は、請負者の責任で自ら遂行しなければならない。当然、監督員の指導や助言が多くなると評価は低くなる」と指摘する。

(写真:日経コンストラクション)
(写真:日経コンストラクション)
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 現場でよく目にするのが、監督員が口頭で整理整頓を命じるケースだ。施工者は、「すぐに対応すれば問題ない」と軽く考えがちだが、監督員は、チェックリストに指導の日時と内容を記録している。同じ口頭注意が続けば、いくらすぐに対応しても整理整頓の評価は付かない。
 「評価者によって異なるが、ささいな指摘ならば1回はセーフ、2回以上はアウト。重大な指導は一度でもあると、評価対象項目にレ点を付けないと聞く」と前田顧問は明かす。