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 業務成績80点の明暗を分ける評価項目とは──。下のグラフは、建設コンサルタンツ協会の品質向上専門委員会が、2011年度に分析した優良業務の評価項目別得点率だ。

優良業務の評価項目別の得点率
優良業務の評価項目別の得点率
建設コンサルタンツ協会品質向上専門委員会が2011年度に、会員企業111社から局長表 彰、事務所長表彰、業務成績75点以上を取得した国土交通省の業務269件を集めて分 析。グラフは各評価項目の満点に対する取得点の割合(資料:建設コンサルタンツ協会)
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 80点を境に局長表彰の有無が分かれると想定すると、75点以上(80点未満)の青線と、局長表彰(80点以上)の赤線で、評価の差が明確に生じている項目が分かる。

 調査・計画業務と設計業務の両方で目立つのが、「責任感、積極性、倫理観」だ。取り組みへの積極性などが問われる評価項目なので、発注者とのコミュニケーションの差が、評価の差となって表れたとみられる。

 調査・計画業務ではそのほか、「提案力、改善力」や「迅速性、弾力性、調整能力」の高い得点率が、好成績につながっている。

 品質向上専門委員会で委員長を務める八千代エンジニヤリング品質環境マネジメント部の宇佐美正則参与は、「発注者に指示された資料を作るだけではなく、欲しがっているものをうまく提案、工夫することが『提案力』として評価されているようだ。早めの提案は結果的に、適切な工程管理にも役に立つ」と指摘する。

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