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 ピーエス三菱は、プレキャスト製のプレストレスト・コンクリート(PC)床版の新しい継ぎ手構造「MuSSL(マッスル)工法」を開発した。

あご付き形状のPC床版に使える「曲げ定着タイプ」(写真:ピーエス三菱)
あご付き形状のPC床版に使える「曲げ定着タイプ」(写真:ピーエス三菱)
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 継ぎ手部のねじ節鉄筋の端部に円形ナットをねじ込んで、エポキシ樹脂系の接着剤で固定する。定着性能が高まるので、通常のループ継ぎ手が使えない薄いPC床版に適用できる。さらに、床版下段の主筋を継ぎ手部で曲げ上げることで、一般的なあご付き形状のPC床版に使える。

 円形ナットは専用に開発した。コンクリートとの付着力が裸の鉄筋と同程度のエポキシ樹脂塗装鉄筋を使う。工場でPC床版を製作し、最後に円形ナットを取り付ければよい。

 円形ナットを設置後に鉄筋を塗装する必要がないので、PC床版をコストの安い標準ラインで製作できる。端部の鉄筋が真っすぐな「直線定着タイプ」と、あご付き形状のPC床版に使える「曲げ定着タイプ」の2種類を開発した。

 同社は7月まで輪荷重走行試験を実施。継ぎ手構造が100年相当の疲労耐久性を持つことを確かめた。