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 ウェブの記事や新聞の紙面で、AI(人工知能)という単語を目にしない日はない。空前のブームを迎えたAIは、建設業界をも席巻し始めている。特集の取材では、予想以上に多くの企業が多様なテーマで開発に取り組んでいることが分かり、率直に驚いた。使い方といえば、画像からひび割れを検出するといった地味なものが大半だが、それが何ともリアルで面白い。AIへの過度な期待は禁物だと説く専門家は多いが、建設分野に限って言えば、そんな心配は無用かもしれない。もう少し夢を見てもいいのではと思うこともあるが。(木村)

 東日本大震災の原発事故で被災した常磐自動車道の建設現場を2013年に取材した。7月15日に公開が始まった『彼女の人生は間違いじゃない』は、この現場に近く事故の影響が残る地域で暮らす被災者たちのその後を描いた映画だ(詳細は日経コンストラクションウェブサイト nkbp.jp/2hqbG1d 参照)。主役や重要な脇役は地元の公務員という設定で、被災に伴う喪失感や閉塞感のつらさに官民の違いは無いことを示している。今後、震災などの取材で地元の公務員に接する際は、彼ら自身も被災者である可能性にもっと注意を払おうと思った。(安藤)