大林組は静岡大学と有人宇宙システム(東京都千代田区)と共同で、宇宙エレベーター構想の肝となるケーブル材として期待される「カーボンナノチューブ(CNT)」を宇宙環境下で2年間さらして、その損傷度を確認した。宇宙では、紫外線や放射線、原子状酸素などの影響を受けるため、CNTにどういう劣化が生じるのかを確認する必要がある。宇宙空間のように各要素が複合的に影響する環境下での評価は初めての試みとなる。

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地上から400㎞付近では原子状酸素の影響を受けて損傷
大林組は静岡大学と有人宇宙システム(東京都千代田区)と共同で、宇宙エレベーター構想の肝となるケーブル材として期待される「カーボンナノチューブ(CNT)」を宇宙環境下で2年間さらして、その損傷度を確認した。宇宙では、紫外線や放射線、原子状酸素などの影響を受けるため、CNTにどういう劣化が生じるのかを確認する必要がある。宇宙空間のように各要素が複合的に影響する環境下での評価は初めての試みとなる。
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