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 国土交通省はi-Constructionの一環で、マシンコントロール(MC)を搭載した重機や地上型レーザースキャナーを用いた「ICT舗装工」を2017年度から実施する。当面は、直轄の新設舗装工事が対象だ。同省は関連する基準類を整備し、3月末までに発表する。

3次元設計データを用いてMCモーターグレーダーで路盤工事を実施する(資料:国土交通省)
3次元設計データを用いてMCモーターグレーダーで路盤工事を実施する(資料:国土交通省)
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 ICT舗装工では、路盤工事にMCモーターグレーダーなどを導入し、起工測量や出来形管理にレーザースキャナーを活用する。測量の効率化や丁張りの省略などで、工期短縮や省人化を図る。発注方針は16年度に始めたICT土工とほぼ同じ。活用タイプは以下の3種類だ。

 1万m2以上の路盤工事を含む地方整備局発注の「発注者指定型」では、工事成績評定で加点する。

 1万m2以上の路盤工事を含む工事事務所発注の「施工者希望Ⅰ型」では、総合評価落札方式による入札と工事成績評定で加点する。

 契約後の協議に基づき実施し、工事成績評定で加点する「施工者希望Ⅱ型」は、1万m2未満の路盤工事を含む工事事務所発注の工事を対象とする。

 ICT舗装工向けに作成する新たな積算基準では、省人化を見込んで労務費を減らす一方、ICT建機の導入費や機器のリースに伴う増分を賄えるようにする。3000m2の路盤工事について試算すると、ICT舗装工の工事価格は従来の1.1倍の1000万円程度になる。

ICT舗装工の作業の流れ(資料:国土交通省)
ICT舗装工の作業の流れ(資料:国土交通省)
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