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中央分離帯の段差を無視

 福島河川国道事務所は舗装厚不足の最大の原因として、施工者が着工前に路床の基準高を正しく設定しなかったことを挙げた。

■舗装厚不足が生じた原因
■舗装厚不足が生じた原因
(資料:国土交通省)
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 計画では、該当区間の路床の基準高は、ともに2%の勾配がある上り車線と下り車線との間に水平な中央分離帯を挟むので、そこにわずかな段差ができることになっていた。この段差をつくらず基準高を一直線に設定した結果、上り車線では基準高が計画より24mm高くなった。路面高は正しく施工したので、舗装厚がその分不足した。

 そのほか、施工精度の低さで路床とコンクリートの間の上層路盤と中間層の厚さにむらが生じたことも、舗装厚不足の原因となった。

 該当区間の再施工は4月から2、3カ月の工期で行う予定。コンクリートだけでなく路床などを含めて、施工者の負担で造り直す。

 下り線では基準高を誤って低く設定し、舗装厚が過剰になっているが、施工不良には該当しないので造り直さない。

(関連記事:埋設管の「食い込み」で舗装厚が不均一に
(関連情報:国土交通省の発表資料