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施工もメンテナンスも容易

和歌山方面行きのりばから、新宮方面行き1番のりば側に設置したコルゲートパイプ駅舎を見る。パイプ状の駅舎は、空気の抜けもよく、圧迫感が少ない(写真:JR西日本)
和歌山方面行きのりばから、新宮方面行き1番のりば側に設置したコルゲートパイプ駅舎を見る。パイプ状の駅舎は、空気の抜けもよく、圧迫感が少ない(写真:JR西日本)
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 JR西日本和歌山建築区によれば、施工現場の基礎工事を7月下旬に始め、6~8分割したコルゲートパイプを8月に搬入。現場で部材を組んでいき、直径3.5m、⻑さ3.7mのパイプに仕上げた。⼀部を地中に埋めて固定し、ベンチ、集札箱、スリット状の化粧板、駅名板、掲示板、照明などを置いた。

 新駅舎の建築基準法上の扱いは、⾏政と協議した結果、防⽕・準防⽕地域外での10m2以内(柵外部)の増築として、建築確認申請はしていない。

 和佐駅新駅舎の屋根・外壁材として採用されたコルゲートパイプは、コンパクトでメンテナンス性も高い。今回の和佐駅のケースも、旧木造駅舎の一部解体などを待たず、空いているスペースに設置し、新駅舎を稼働させたあとから旧駅舎を解体するという工程にした。

 「⽐較対象となる⼀般的な駅舎新設コストを詳細に検討していないが、概算で約2割程度安くなったのではないか。加えて、今回の建物には、⼀般的な駅舎に⽐べて将来的な修繕が少なくなる。できる限り⼿を加えなくてよく、ランニングコスト低減を期待している」(JR⻄⽇本和歌⼭建築区の担当者)