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車載型RANSに発展する予定

 空港の滑走路では舗装の温度上昇で、コンクリートとアスファルトの層間の空隙にたまった水が蒸発し、蒸気圧が舗装を持ち上げるブリスタリング現象が問題視されている。開発した手法は、こういった舗装面やトンネル覆工背面の空隙探査としての適用も考えられる。

 そのほか、プレストレスト・コンクリート橋のシース未充填箇所や破断した鋼材などを非破壊で探索することにも使えそうだ。

 理化学研究所は現在、理研小型中性子源システムRANSのさらなる小型化を検討中だ。現場へ持ち込み可能なように、全長5~7mに改良する。車へ搭載できるタイプへ発展させる方針もある。

理研小型中性子源システムRANSでの実験の様子。写真右側にある箱状の物体の穴から中性子線が出る(写真:理化学研究所)
理研小型中性子源システムRANSでの実験の様子。写真右側にある箱状の物体の穴から中性子線が出る(写真:理化学研究所)
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