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現地発生材による建設に世界が注目

 高さ12mのビッグ・デルタは市販もしている。同社では販売して得た利益を人間や地球のための技術開発に必要な研究資金として使うという。価格は個別に交渉するとしている。

 ビッグ・デルタの次の開発目標は、持続可能性があり、地球環境に適合し、誰もが買いやすい「ゼロキロメートルハウス」を建設するのに必要な研究を行うことだ。さらに次の目標としては自らを3Dプリンターで作り出す自給自足の街を作ることだ。その先には「地球を救う」という究極の目標がある。同社には世界中の多くの地域から、問い合わせがこたえきれないほど来ているという。

昨年9月に一般公開されたビッグ・デルタ(写真:WASP)
昨年9月に一般公開されたビッグ・デルタ(写真:WASP)
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 WASP社は州や地方自治体、NGO(非政府組織)などがこの3Dプリンターを導入し、地域の福祉事業と連携して住宅の建設を行っていくことを予想している。ビッグ・デルタを現実の条件下で住宅造りを行うための材料や使用方法はまだ見つかっていないが、住宅部品メーカーや修繕会社、公共ベンチャーなどがこうした問題解決に関心を持ってくれるだろうと楽観している。