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企業幹部向け130万円のBIM教育

 そしてBCAが運営する建設資格などの教育訓練校、BCAアカデミーでは、BIMマネージャー養成講座や各種BIMソフトの訓練講座を設けた。

 「さらに最近は、米国スタンフォード大学と連携して企業トップを対象とした本格的なトレーニングプログラムも行っている」とBCAアカデミーのチェン・タイ・ファット(Cheng Tai Fatt)副所長は語る。

BCAアカデミーのチェン・タイ・ファット(Cheng Tai Fatt)副所長(写真:家入龍太)
BCAアカデミーのチェン・タイ・ファット(Cheng Tai Fatt)副所長(写真:家入龍太)
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 このプログラムは、スタンフォード大学の統合設備工学センター(CIFE:Center for Integrated Facility Engineering)で1週間、大学や業界の専門家などからBIMを活用した設計・施工手法について学んだり、現場見学やワークショップなどで実践的な知識を身につけたりするものだ。

 帰国後も6カ月間、毎月1回、実務でのBIM導入を根付かせるための指導があり、最後の締めくくりとして2日間のワークショップで他の参加者とBIM導入の経験などを共有できるのだ。第1回の2014年は22人が参加し、2015年も第2回が行われている。

 受講費は航空券代を除き1人1万5500シンガポールドル(約130万円)と高額だが、うちBCAは8958シンガポールドル(約75万円)と半額以上を補助する。こうした高額な講習費用を払ってまでもBIMを学ぼうとする参加者や、受講費を補助しようとする政府の姿からは、シンガポールのBIM導入にかける真剣さが伝わってくる。