3Dプリンターで造形した模型を接着
造形用の3Dデータができると、いよいよ3Dプリンターによる模型の作成だ。模型の制作には、石こうを固めて造形するフルカラーの3Dプリンター「ZPrinter850」を使った。模型の作成作業は、アイジェット(本社:東京都港区)が担当した。
前述のように、3Dプリンターで造形できる幅や厚さなどには限界がある。この機種での最大サイズは、幅508mm×奥行き381mm×高さ229mmだ。
今回、作成した模型の大きさは幅1m×奥行き0.5m×高さ0.2mと、造形サイズを大きく上回る。そこで3Dデータも半分に切断して片方ずつ造形し、後で接着するという方法を採った。
最後の仕上げには、パラフィンワックスを表面から塗布した。