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屋内デジタル化システム「NavVis」(構造計画研究所)
移動式計測機器で屋内空間を1日で3Dモデル化

 施工中の建物や稼働中の工場内部を3Dモデル化するとき、これまでは3Dレーザースキャナーで計測し、得られた点群データを元に3Dモデルを作るのが一般的だった。

 ところが視点を変えて何回も計測したり、複数の点群を1つに合体させたり、それを元に3Dモデルを作ったりするのには、大変な労力と時間がかかっていた。

 そこで構造計画研究所は、こうした作業を短時間に行えるシステム、インドアマッピング&ナビゲーションプラットフォーム「NavVis」をドイツから導入し、日本市場で展開することにした。

 このシステムを使うと、巨大で入り組んだ建物や、図面のない建物も、1日で完全に3Dモデル化できるという。

次世代屋内デジタル化プラットフォーム「NavVis」の概念図(資料:構造計画研究所)
次世代屋内デジタル化プラットフォーム「NavVis」の概念図(資料:構造計画研究所)
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 このシステムを開発したのは、ドイツのスタートアップ企業、ナビビズ社(NavVis GmbH。本社:ミュンヘン)だ。

 建物内部を3Dモデル化するのは、「M3 Trolley」という台車のような機器だ。6台の高画素デジタルカメラと3台の高精度レーザースキャナーを搭載している。

 これで歩行速度に近いスピードで屋内を動き回って撮影すると、1600万画素という高精度な画像とセンチメートル単位の精度を持つ点群で、屋内空間を3Dデータ化できる。

 そして、この3D屋内空間データは、「IndoorViewer」というシステムによってウェブブラウザーで閲覧できる。

施工管理で活用した例。寸法も測れる(資料:構造計画研究所)
施工管理で活用した例。寸法も測れる(資料:構造計画研究所)
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設備管理に使った例。各設備にIDがひも付けられている(資料:構造計画研究所)
設備管理に使った例。各設備にIDがひも付けられている(資料:構造計画研究所)
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 工事現場を3Dモデル化すると、ブラウザー上でサイズや距離、位置の計測も行える。現場の状況を丸ごと記録し、各工程の進ちょくをオンラインで追跡できるので、工事関係者間でのコラボレーションに役立つ。

 3D空間の任意の場所に設備などの詳細や履歴、SNSによる対話などのデータを付加することも可能だ。

 このほか、屋内の道案内をする「NavigationApp」というシステムも用意されており、3Dモデルに屋内の位置情報を合体させると、迷路にように入り組んだフロアも「ここで右に曲がる」「左に曲がる」といった歩行者向けのナビゲーションも行える。

 迷路のように複雑に入り組んだ設備の維持管理に使うと、不慣れな技術者も迷わずに目的の設備にたどり着けそうだ。

「NavigationApp」による設備内部の道案内(資料:構造計画研究所)
「NavigationApp」による設備内部の道案内(資料:構造計画研究所)
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 構造計画研究所は、このシステムの日本市場における販売やソリューション展開についてナビビズ社と業務提携契約を締結した。

 構造計画研究所は今後社員や保有機材によるマッピングサービスの提供や活用ソリューションの提案、カスタマイズ構築などの事業展開をしていく方針だ。