発進たて坑へ下りてシールドトンネルへ
見学スポット1のトンネル坑内へ移動する。
横浜環状北西線の延長約7.1kmのうち、約4.1kmがトンネル部となり、約3.9kmはシールド機と呼ばれる筒型の掘削機で造られる。
シールド機は、前面についた回転するカッターで地中を掘り進めながら、同時に、壁となるセグメントを組み立てる。使用するシールド機は直径約12.6m、全長:約13m、重量:約1800tのものだ
シールド機がトンネルを掘り始める深さまで掘られた、発進たて坑と呼ばれる縦穴がある。港北行きは2017年3月、青葉行は2017年5月、それぞれのシールド機が発進たて坑から発進した。2017年11月現在、港北行きのシールド機は約800m、青葉行きのシールド機は約500m掘進している。
シールド機がトンネルを掘り進めている今、発進たて坑は材料の搬入や土砂の搬出に利用されている。
仮設階段を下りて、発進たて坑から青葉行きのシールドトンネルを進む。先は、第三京浜道路の港北IC・JCT方面になる。
トンネルの内径は11.5mとなり、完成すると2車線道路となる。
シールドトンネルを約500m進むと、シールド機の後続台車がある。見ることはできないが、この先にはシールド機もある。
シールド機の手前には、セグメント組み立て装置(エレクター)で組み立てられるセグメントが積まれている。セグメントの1ピースは幅約2.0m、厚さ約0.45m、重さ約10tあり、複数のセグメントをつなぎ合わせることでトンネルのリングになる。