JR直通線は都心方面が地上、相鉄線方面が地下
羽沢横浜国大駅のホームは、都心へ向けて5パーミル(1000分の5)上り勾配上にある。西谷駅を出たJR直通線を行く電車は、地中で東電シールドと帷子川(かたびらがわ)分水路の上を走り、地上に顔を出す直前に羽沢横浜国大駅に入る。
羽沢横浜国大駅の西谷寄りはシールドトンネル、都心方は開削工法の擁壁のみで地上から線路が見える構造。昼間、同駅ホームの都心側末端部からは、擁壁区間に注ぐ自然光が見える。
JR線経由都心方面行き電車は、羽沢横浜国大駅を出るとすぐに33パーミルの上り勾配を駆け上がり、東急直通線の箱形トンネルを乗り越えて、地上のJR横浜羽沢駅(貨物駅)の線路と合流する。
逆方向の相鉄本線方面行き電車は、JR東海道貨物線から分岐し33パーミルの下り坂を駆け下りて地下へと潜り、羽沢横浜国大駅ホームへと滑り込む。
一方、東急直通線へ行く電車は、同駅を発つと34パーミルの下り勾配を駆け下りる。地上へと続くJR連絡線とは反対に、同じ傾きの下り勾配で地下深く潜っていく。
5年前の現場写真と見比べると、JR横浜羽沢駅の線路と羽沢横浜国大駅の間にあった樹木や側溝が姿を消し、そこに車道と歩道が整備された。