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16本の線路上空に巨大人工地盤

バスタ新宿の直下では、山手線や中央線などの列車がひっきりなしに通過する(写真:日経コンストラクション)
バスタ新宿の直下では、山手線や中央線などの列車がひっきりなしに通過する(写真:日経コンストラクション)
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 施工者は、大林組と鉄建、大成建設、大和小田急建設(現在はフジタ)のJV。駅の設備などを除いて新宿南口交通ターミナルの整備に国土交通省が投じた費用は約700億円に上る。駅施設などについてはJR東日本が整備を担当した。
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 工事は、営業中の線路上空に約1.47haもの人工地盤を構築する大規模なものだった。16本の線路と八つのホームを覆うかたちだ。大林組によれば、人工地盤の構築には約10年間かけ延べ50万人が作業にかかわった。

 どれだけの難工事だったか。大林組のウェブサイトに掲載されたリポート記事に詳しい。一部を引用する。

「場所打ちした161本もの杭が人工地盤を支える。基礎杭は線路と線路の隙間を通して、深度20mの支持層まで挿入。土の安定度を上げる目的で薬液を注入する際、地面が隆起して軌道に支障を与えないよう変位を測定しながら慎重に施工が進められた」

新宿駅南口の大工事の内容が分かる大林組の<a href="http://www.obayashi.co.jp/projects/project31" target="_blank">ウェブサイト</a>(資料:大林組)
新宿駅南口の大工事の内容が分かる大林組のウェブサイト(資料:大林組)