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各種指標の動きと不動産市場の今後、ニッセイ基礎研

2015/08/28

不動産投資市場では現在、価格や期待利回りがリーマンショック以前の水準に近づいており、市況サイクルのピークが近いとの見方も増えている。これに対し、景気や不動産市場に関する各種指標を見ていくと、まず高値圏で調整の動きとなっている株価や、年初から頭打ちで推移するREIT(不動産投資信託)価格が、不動産価格の上限を示唆している可能性がある。一方、2014年に横ばいだった不動産取引件数は、直近の四半期に再び増加している。賃貸オフィス市場の先行的な指標である稼働率は上昇ペースが鈍化し、新築ビル募集賃料も2014年から下落傾向だ。また海外市場で先行性が認められるロンドン市場と香港市場は異なる動きをしている。これらを勘案すると、不動産価格は当面、堅調な推移が見込まれるものの、サイクルのピークが近い可能性や不安定な株価動向などには十分に注意が必要だろう。

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