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各地に残る不思議な住所

2005/07/22

 あの検索サイトのGoogleが地図情報サービス(http://maps.google.co.jp/)を始めた。この手のサービスといえば、マピオン(http://www.mapion.co.jp/)やマップファン(http://www.mapfan.com/)が有名だが、Googleの特徴はワンクリックで地図を空撮写真に切り替えられることだ。スクロールも自由自在なので、地図好きとしてはついつい余計なところまで見てしまう。六本木ヒルズが建設中になっているなど、写真が少々古い点はご愛敬だ。日本だけではなく、米国(http://maps.google.com/)や英国(http://maps.google.co.uk/)でも同じサービスをしており、ちょっとした旅行気分を味わえる。

 地図を見ていると、面白いことに気づく。例えば、千代田区神田鍛冶町には3丁目しかない。1丁目と2丁目は住居表示制度の実施によって、神田鍛冶町から鍛冶町へと地名を変えているためだ。同様に、神田司町や神田多町も1丁目を飛ばして2丁目だけが存在している。ちなみに埼玉県八潮市には二丁目という町名があり、紛らわしいことこの上ない。

 先日、小誌の取材で大阪市中心部の不動産市場を調べたが、その時にも不思議な地番に出くわした。例えば心斎橋駅に近い中央区南船場4-5辺りを見ると、39-甲、39-乙、39-丙、39-丁、39-戊といった地番が並んでいる。これだけでも驚くが、中央区上町の住所は1丁目の次に2丁目ではなく、A、B、Cという記号が続く。なぜ、アルファベットを使う必要があったのだろう。

 こうしたユニークな住所は全国各地で見つけることができる。長崎県佐世保市のハウステンボス町は有名だが、山口県山陽小野田市にはセメント町や硫酸町がある。以前には火薬町もあったのだが、市町村合併とともに消えてしまったようだ。今後、2006年3月にかけて、全国で528の市町村が消えるが、ユニークな地名は残してほしいものである。

(三上 一大)

日経不動産マーケット情報

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