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奇妙な外観デザインがありがたかった

2005/04/04

 東京では桜が開花し、花見の季節が訪れたというのに、夜遅くまでオフィスにこもって「東京オフィスビル名鑑」の編集作業に追われている。東京都区部の主要な賃貸オフィスビル360棟について、ビルの規模や設備などの概要データを一冊に収めた本だ。4月20日に発行する予定だ。

 収録する360棟はすべて、カラーの外観写真を掲載する。撮影したのは、カメラマンの玉井強志氏だ。掲載するビルは360棟だが、実際には500棟近いビルを撮影してもらった。玉井氏は、これをわずか2週間足らずで撮り上げた。

 2週間で約500棟ということは、1日当たり35棟ペースで撮影を進めたことになる。かなり効率的にビルを回らないと、1日に35棟というのはなかなかできない。編集部からはビルの住所リストと地図を渡しただけだから、ビルを探すだけでも大変な手間だったと思う。それでも、撮り直しはほとんどなかった。

 掲載した写真のなかには、普段は人や車の往来が激しいエリアにあるビルなのに、人も車もまったく写っていないものがある。これは正月に撮影したからだ。玉井氏には、正月休みを返上してまで撮影に奔走してもらった。あらためて感謝を申し上げたい。

 これまで賃貸オフィスマーケットの取材を通して、結構な数のビルを覚えてきたつもりだった。ただ、名前だけ知っているビルが多いことに、改めて気づかされた。届けられた写真を見て、正しく撮影しているかどうかを判別できないビルが多かった。こうしたビルは、現地に足を運んで確認することになった。ここ5~6年に完成したビルは外観に特徴があるビルが多く、意外にわかりやすい。今まで「なんだか奇妙なデザインだな」と思っていたビルもあったが、特徴のあるデザインで本当にありがたかった。

(徳永 太郎)

日経不動産マーケット情報

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