日経Automotive
本誌のデジタル版(HTML)
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日経Automotive 2017年12月号
現在、日本で市販されている自動運転機能(自動車線維持機能)の実力はどのくらいなのか―。日経Automotiveは、最新の6車種について、首都高速道路の一部を用いた公道試験と、日本自動車研究所(JARI)の施設を用いた特異環境試験を実施した。トップの栄冠に輝いたのは、ドイツDaimler社「メルセデス…
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日経Automotive 2017年11月号
JNCAPの「歩行者対応自動ブレーキ試験」で、予想外の結果が得られた。イスラエルMobileye社の画像処理チップを使う単眼カメラの性能が、ステレオカメラなどを上回ったのだ。この結果は、「ティア1」サプライヤーをさらに揺さぶる。日本勢にとって、Mobileye社などの海外勢に対抗できる半導体技術の育…
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日経Automotive 2017年10月号
新しい秩序が生まれるその前には、必ず混沌が存在する。「100年に一度」とも言われる大変革を起こすのが自動運転車だ。人工知能(AI)や半導体といった“キーパーツ”を持つメーカーや、モビリティーサービスを目論む異業種企業が台頭してきた。こうした状況の中で、競争力を失う危機に直面しているのがメガサプライヤ…
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日経Automotive 2017年9月号
クルマの価値がハードからソフト、そしてデータやサービスに移行しつつある。スマホのようにアプリを追加・更新し、新たな機能やユーザー体験を提供する手法がクルマにも広がる。クラウドとの連携や人工知能(AI)を活用した自動運転など、ソフトへの対応力が自動車メーカーや部品メーカーの競争力を決める。
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日経Automotive 2017年8月号
日産自動車が2018年に、可変圧縮比エンジンを量産する。かねて多くの研究があるが、実用化しなかった“夢の技術”。エンジン開発の長い歴史に名を刻む快挙だ。燃費性能と動力性能を大きく高めるのにとどまらず、電気自動車時代の新しいエンジンの姿を見据えた布石でもある。全貌を解き明かす。
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日経Automotive 2017年7月号
トヨタ自動車が2003年に世界初の駐車支援機能「インテリジェントパーキングアシスト」(IPA)を実用化して14年。他社が続々と追従し、最近では操舵に加えてブレーキやシフトの操作も支援するようになった。先進的な7車種に試乗し、自動駐車に向けた進化を追った。
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日経Automotive 2017年6月号
悠久の歴史によって紡ぎ出されるプレミアム感こそが高級車の価値である―。そんな常識はもう、過去の遺産になろうとしている。米Tesla社が最初の電気自動車を発売したのは2008年だった。10年間、徹底して取り組めばブランドは創れる。その事実に直面した日欧の高級車メーカーがもがく。将来のサービス化時代の優…
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日経Automotive 2017年5月号
クルマの技術開発が分岐点に差し掛かっている。環境規制や安全規制の強化に加えて、自動運転の競争激化、コネクテッドカーへの対応など、その対象が多方面に広がっているためだ。自動車メーカーが2017年に実用化する技術を展望することで、クルマの進化の方向性を見いだす。
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日経Automotive 2017年4月号
クルマの電動化が進み、プラグインハイブリッド車(PHEV)や電気自動車(EV)が現実的な選択肢になってきた。従来のガソリン車では不可欠な変速機が、モーター駆動に軸足が移る中で生き残れるのか。電動化時代の変速機の進化を追った。
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日経Automotive 2017年3月号
買収に次ぐ買収で成長するソフトバンクが、自動車分野に力を注ぐ。IoT(Internet of Things)の「けん引役」となるには、自動運転技術に関わることが欠かせないからだ。同技術には、IoTのカギを握る通信と人工知能(AI)が必須。いま、AIの開発を巡り自動車メーカーとIT企業の連携が加速する…
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日経Automotive 2017年2月号
今から13年後の2030年。クルマを構成する材料は大きく変わっているだろう。現在、2020年代の実用化を目指して開発されている次世代材料の、さらに一世代先の材料が使われ始めるからだ。“エネルギー効率向上”、“省資源”、そして“軽量化”に貢献する、注目すべき10大材料を紹介する。
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日経Automotive 2017年1月号
2020年代に向けて続々と強化される燃費・二酸化炭素(CO2)排出規制。その対応のためにも車両は軽くしたい。だが、車体を軽くしても、衝突安全基準・アセスメントの強化やさまざまな先進機能の追加で車両はなかなか軽くならない。2020年代の車体に課せられた一つの課題は、そうしたジレンマの克服だ。
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日経Automotive 2016年12月号
今冬、トヨタ自動車は新型のプラグインハイブリッド車(PHEV)「プリウスPHV」を発売する。これに、ドイツVolkswagen社がカウンターパンチを叩き込んだ。突如、最大600km走れる電気自動車(EV)を2020年に発売すると宣言したのである。300万円で買える“大衆電動車”はEVか、それともPH…
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日経Automotive 2016年11月号
システムの機能を「モデル」として扱い、机上でのシミュレーションを駆使して開発プロセスを進める「モデルベース開発」。ADAS(先進運転支援システム)の高度化や、統合制御の必要性といった車両制御システムの複雑化を背景に導入が加速している。モデルベース開発で変わるクルマづくりの最前線を追う。(中島 募)
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日経Automotive 2016年10月号
クルマの動きを決めるシャシー技術。しばらく足踏みしていた印象だが、いよいよ大きく進化する。統合制御が本格的に始まる。後押しするのが、自動運転だ。多くのセンサーで、人より速く障害物を認識できる。統合制御で今のクルマをもっと速く狙い通りに動かせると、格段に安全になる。将来はインホイールモーターの登場で、…
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日経Automotive 2016年9月号
三菱自動車やスズキによる燃費不正など自動車業界では最近、技術者による不正が頻発している。本質的な原因は何か、特定の企業だけの問題なのか、不正を防ぐには何が必要なのか。本誌では両社の調査結果を分析するとともに、自動車メーカーOBの座談会や技術者に対するアンケート調査を実施。そこから見えてきたのは、顧客…
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日経Automotive 2016年8月号
北米市場の好景気を背景に、業界最高レベルの営業利益を出した富士重工業。2016年秋に実用化する、新開発プラットフォーム「SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)」でさらなる高みを目指す。ただ、2020年以降の課題も見えてきた。コア技術の水平対向エンジンや予防・衝突安全技術を生かしながら、新たな…
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日経Automotive 2016年7月号
マツダの「ミスターエンジン」、人見光夫氏の読み通りに世界が動き始めた。ドイツ勢が主導し、一世を風靡した「ダウンサイジング」は終わる。次の主役に推す技術は、マツダをはじめとした日本勢が採用してきたものに近かった。苦渋の日本追従に映る中、日本勢は突き放しにかかる。究極のエンジン「超リーンバーン(希薄燃焼…
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日経Automotive 2016年6月号
インド乗用車市場で45%のトップシェアを誇るMaruti Suzuki社。30年かけて、現地の部品メーカーを教育し、低コスト化と高品質を両立する手法を確立した。世界の名だたる大手メーカーがインド市場で苦戦する中、Maruti Suzuki社は開発の現地化という次のレベルに突き進む。(小川計介)
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日経Automotive 2016年5月号
自動運転の実用化に向けて「LiDAR(Light Detection and Ranging、レーザーレーダー)」の開発競争が激しさを増している。一般道での自動運転を実現するうえで、搭載が必須だと考えられているからだ。現在よりも大幅に小型化・低コスト化を可能にする新しい方式で参入する企業も相次いでい…