日経ものづくり
本誌のデジタル版(HTML)
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日経ものづくり 2017年6月号
設計力の向上に向けた取り組みに力を入れる企業が増えている。ものづくりの基礎・基本や原理・原則といった、設計者が本来身に付けているべきスキルに立ち返り、それを現在の環境に合わせて再強化するとともに、さらに高みを目指して設計力の向上を図る企業の姿を追う。
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日経ものづくり2017年 5月号
多品種少量生産における自動化の次の一手として、安全柵なしで使える「協働ロボット」への期待が高まっている。省スペースで設置できる協働ロボットなら、ラインレイアウトを大きく変えることなく、人の近くで部品を組み立てたり重いワークをハンドリングしたりといった作業をさせられるからだ。国際規格や法規の改正で次々…
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日経ものづくり 2017年4月号
優れた製品は何が生み出すのだろうか。設計力、生産力、マネジメント力…。これらももちろん重要だが、日本企業には、より一層大切にするものがある。それは、技術者の強い思いや情熱、意欲、すなわち「ものづくり魂」だ。技術者が生み出す製品は単なる「物質」ではない。技術者の知恵や努力、汗、そして涙の結晶なのである…
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日経ものづくり 2017年3月号
金属は、最も古くから使われてきた高強度材料だ。近年は、軽くて強い新材料として繊維強化樹脂などが広く使われるようになってきているが、依然として金属材料でなくてはならない用途は多い。3Dプリンティングのような新しい造形方法の登場や、従来では考えられなかった強くて加工しやすい合金の実現など、その使い方、性…
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日経ものづくり 2017年2月号
次世代のスマート工場を実現すべく、多くの企業が取り組みを加速させている。生産ラインを賢くするには、IoTやAIに代表される最先端のITが欠かせない。ものづくりの現場でITを生かすために現場の制御を司るコントローラーが進化している。その最新動向から、生産ラインの将来像を占う。
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日経ものづくり 2017年1月号
トヨタ自動車がものづくりの全面的な革新を加速させている。研究開発、設計、生産、組織、人材育成まで、クルマ造りのあらゆる領域をつくり変えようとしている。背景にあるのは、社長である豊田章男氏の強い危機感だ。電気自動車(EV)ではベンチャーが台頭し、新興国メーカーも勢いを増している。今は世界首位でも、チャ…
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日経ものづくり 2016年12月号
多様な製品仕様を実現し、顧客をそれぞれ満足させている企業は多い。しかし、製品開発の現場は設計者の頑張りでバリエーションを何とか生み出している状況だ。ここにメスを入れ、どのような要求にもすぐに対応できる「先読み設計」に挑む企業が増えている。マス・カスタマイゼーション時代への準備が整いつつある。
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日経ものづくり 2016年11月号
「ものづくりベンチャーと仕事をすると、ワクワクする」。浜野製作所(本社東京)社長の浜野慶一氏は、東京都板橋区で開催された中小製造業とものづくりベンチャー企業などが集まったイベントで、最近の企業連携の姿を熱く語った。
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日経ものづくり 2016年10月号
手でなでていると、急にざらざらになったり、突起を感じたりする。触感をつくり出す装置は、どの展示会でも多くの人の関心を集める。これまで五感への訴求が大事だといわれながら、大ざっぱだった触覚のデザイン。手ざわり感を向上させる生産技術と、バーチャルに触感を生む技術がいずれも進化しいよいよ製品設計にどう取り…
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日経ものづくり 2016年9月号
軽量化技術の進化が加速している。厳しい規制が強いニーズを生み、それに呼応すべく実用水準にあってすぐにでも使える技術が続々と開発されているのだ。特筆すべきは、これまで「限界」とされてきた軽量化の水準を超えるものが出てきたこと。これまでの延長線上にはない、一段上の軽量化を実現し得る技術に迫る。(近岡 裕…
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日経ものづくり 2016年8月号
スポーツの祭典「オリンピック」。世界中のトップアスリートたちが4年に1回の晴れ舞台で競い合う姿は、見る人々に大きな感動を与える。主役となるのはもちろん、心身ともに鍛え上げた選手だが、その実力を最大限に引き出したり、大会を円滑に運営して幅広い人々に伝えたりするための最新技術もオリンピックの見どころの1…
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日経ものづくり 2016年7月号
3Dプリンターで製品を試作するなどして少人数で起業する「メイカーズ」。3年ほど前に脚光を浴びるようになったが、当初は資金調達や量産で課題が目立った。だが、不特定多数から支援を募る「クラウドファンディング」が次第に普及。ものづくりベンチャーの設計や量産を支援する中小企業や大企業も増えてきた。凋落する大…
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日経ものづくり 2016年6月号
ありとあらゆる機器やシステムが連携し、状況に応じて自律的に稼働する。そんな「つながる工場」を目指す動きが国内外で急速に進んでいる。コンセプトで先行する欧米勢に対して、現場からの巻き返しを狙う日本勢という構図だ。最先端の取り組みをまとめた。(高野 敦、吉田 勝、中山 力)
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日経ものづくり 2016年5月号
3Dプリンティングで製品形状に制約がなくなりコンピューターでは高度な設計計算が可能に。IoT(Internet of Things)の普及も始まった。これらの変化が製品と設計プロセスをこれまでにない形に大きく変えていく。メーカー、研究機関、ベンダーで進行する新しい設計への挑戦の姿をレポートする。(木…
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日経ものづくり 2016年4月号
IoT(Internet of Things)、ビッグデータの活用、オープンイノベーションの加速、開発のグローバル化…。ものづくりを取り巻く環境が激変している。こうした変化に対応するためには、人材育成のあり方を抜本的に改革しなければならない。そんな危機感を持つ企業が増えている。自動車、電機、機械など…
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日経ものづくり 2016年3月号
日本の製造業が今、岐路に立っている。「技術力があるのに儲からない」という事態に多くの企業が飲み込まれつつあり、そこから脱せるか否かという問題に直面しているのだ。この状況を打開しようと、先行する企業がものづくり戦略を一新し始めた。新戦略の軸となるのは、自社の強いコア技術(DNA)に、外部から全く異なる…
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日経ものづくり 2016年2月号
製造業の現場でAI(人工知能)の活用が始まった。トヨタ自動車やファナックなど日本を代表するメーカーが製品にAIを搭載する動きを相次いで本格化させている。自ら学習を重ねて知能を獲得するAIは、製品の性能を高めるだけでなく、研究開発や設計、生産の効率を飛躍的に高める可能性を持つ。半導体やディープラーニン…
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日経ものづくり 2016年1月号
インダストリー4.0をはじめとするスマート化や、ハードウエア単体からソフトウエア、サービスを一体的に提供し顧客の要求に応えるサービス化の加速など、製造業を取り巻く環境が大きく変化しつつある。こうした状況下では、研究開発体制や工場の在り方、さらには新時代を担う人材育成に至るまで、従来の常識は通用しない…
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日経ものづくり 2015年12月号
2015年11月11日、国産小型ジェット旅客機「MRJ」がついに初飛行を成功させた。このニュースが日本中をにぎわせたのは、部品点数が膨大で裾野が広い航空機産業が、日本の基幹産業となるポテンシャルを十分に持っているからである。世界における航空機の市場は今後も拡大していくことは確実で、MRJや「Hond…
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日経ものづくり 2015年11月号
異なる種類の材料同士を“くっつける”技術、いわゆる異種材料の接合・接着技術が最終製品の付加価値を担い始めた。従来にない軽量化や高機能化が実現できるからだ。技術開発面では接合強度の追求とともに、使いやすさを重視した技術開発が加速している。世界最先端の技術動向をお届けする。(木崎健太郎、近岡 裕)