日経アーキテクチュア
2021年1月14日号
本誌のデジタル版(HTML)
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日経アーキテクチュア 2020年12月24日号
今回で5度目となる「10大建築人」。建築分野全般で2020年の活躍が目立った人物50組を候補に、編集部全員の注目度評価で、上位10組を選んだ。新型コロナウイルス感染拡大のなか、建築界の今後の方向性を示唆するような動きが目立った。1つのキーワードは「協働・連携」だ。例えば、「アーキテクト・オブ・ザ・…
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日経アーキテクチュア 2020年12月10日号
競技の白熱や観戦の熱狂をリアルな場で共有する体験に急ブレーキがかかった。東京五輪やプロスポーツ、地域イベントまで開催や集客を見合わせる時期が生じた。一方、多様な利用者を受け入れ、多様な稼ぎ方に対応するために、スポーツ建築は変革を遂げねばならない岐路に差し掛かっていた。「みる」「する」スポーツの在り…
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日経アーキテクチュア 2020年11月26日号
新型コロナの影響で製品の選び方が変わる部門は──。日経アーキテクチュア恒例調査では、「採用したい」意向とともに、新型コロナの影響を尋ねた。そこから、換気や非接触、抗ウイルスなど、感染防止対策の視点が見えてきた。特集前半では、対策の視点ごとに注目の製品をピックアップ。「店舗・オフィス」と「住宅」に分…
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日経アーキテクチュア 2020年11月12日号
免震偽装に小屋裏界壁などの施工不備、型式認定違反、さらには国家資格の不正取得まで。近年、建設業界で不祥事が相次いで発覚している。組織的な不正が明るみに出て信用を失い、経営難に陥る企業も少なくない。社会が企業のコンプライアンス(法令順守)に向ける視線は、年々厳しくなっている。ひとたび地に落ちた信頼を…
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日経アーキテクチュア 2020年10月22日号
大学の都心回帰が進むなか、郊外立地でも学生数を大きく伸ばした学校がある。設計者の安藤忠雄氏は、10年以上をかけて5つの施設で大学側の思いを具現化してきた。旧短大の既存校舎も活用し、大学の成長に合わせて1棟ずつ整備したものだ。最近は、学生ニーズの幅は広がり、新型コロナウイルスなどへの対応も欠かせない…
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日経アーキテクチュア 2020年10月8日号
「空の産業革命」と呼ばれるドローンの活用が、いよいよ建築分野でも始まった。自由に飛べる“鳥の目”で、これまで見えなかった建築の姿を届けてくれる。2020年7月に政府が閣議決定した「成長戦略実行計画」に、建築分野へのドローン活用が盛り込まれたことも追い風だ。外壁調査や施工検査、設計など、先駆的な取り…
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日経アーキテクチュア 2020年9月24日号
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、当初は余儀なくされた自粛生活だが、時間がたつにつれ、むしろ率先してテレワークを選択する人や企業が増えてきた。しかし行動が変わっても、住まいを変えることは容易でない。プライベート利用に重きを置いた多くの現代住宅で、「働く」ことを許容するスペースは少なかった…
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日経アーキテクチュア 2020年9月10日号
建築設計事務所の約75%が、コロナ禍が今期の業績に与える悪影響を懸念している―。日経アーキテクチュアの調査から、迫り来るコロナ不況に各社が身構える様子が浮かび上がる。好調だった2019年度決算を振り返りつつ、コロナ・ショックが設計事務所の経営にもたらす影響や、主要企業の「対コロナ戦略」を探った。
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日経アーキテクチュア 2020年8月27日号
政府が新型コロナウイルス感染症を「指定感染症」に指定したのは2020年2月1日。3月から感染者が急増し、4月に「第1波」のピークを迎えた。全国の医療施設では、クラスター(感染者集団)の発生が相次ぎ、改めて施設における感染症対策の難しさが浮き彫りとなった。7月からは再び感染者が増え、早くも「第2波」…
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日経アーキテクチュア 2020年8月13日号
2018年の西日本豪雨、19年の東日本台風に続いて列島を襲った「7月豪雨」。気候変動の影響で激甚化の一途をたどる水害への備えは、建築の設計や街づくりにおいて、耐震や防耐火と並ぶ最重要テーマに浮上した。これまで土木分野に任せきりだった浸水対策を、いかに加速させるか。浸水した建物の被害分析や政策の動向…
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日経アーキテクチュア 2020年7月23日号
新型コロナウイルスによる働き方の変化で、オフィスの変貌が始まった。テレワークが浸透するなか、複数企業がオフィス撤廃や縮小を相次いで発表。「安全」と「多様な働き方」を両立させるため、多くの企業がレイアウトの変更を検討し始めた。その時、建築設計者に求められる役割とは何か。密集警告や非接触、抗ウイルス化…
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日経アーキテクチュア 2020年7月9日号
中大規模木造の構造表現がより自由になってきている。例えば、発展途上のCLT(直交集成板)をどう活用していくか、その答えが見えてきた。屋根架構だけ載せる、軸組み工法と組み合わせるといったように、ハイブリッドが基本だ。その際、長さ10m超の原板をそのまま耐力壁にするなど、大判遣いが有効だ。この他、LV…
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日経アーキテクチュア 2020年6月25日号
新型コロナウイルス感染症の拡大は、建築の仕事の現場に深刻な影響を与えた。しかし、テレワークの導入やITによる遠隔地間コミュニケーションの活用など前向きに推進する価値のある働き方に改めて目を向けさせるきっかけにもなった。衛生面の配慮や経営面のリスク対策など、常に怠ってはいけない取り組みも示唆した。今…
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日経アーキテクチュア 2020年6月11日号
コロナ禍を受けて、住まいの健康性能や空気環境に対する人々の意識が高まっている。さらに改正建築物省エネ法の完全施行まで1年を切り、2021年4月から小規模住宅では、建築士が建て主に省エネ基準への適否などを「説明」することが義務付けられる。今後の住宅設計は、建て主が求める新たなライフスタイルに寄り添い…
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日経アーキテクチュア 2020年5月28日号
社会や経済のルールを根こそぎ変えつつある新型コロナウイルス。マスクを身に付け、他者との距離を保ちながら、ウイルスとの共存に向けた試行錯誤が始まった。我々が暮らし、働き、遊ぶ空間はどのように変わるのか。建築界は未曽有の災厄を克服し、新たなステージに進めるのか。取材を進めると、建築・都市のニューノーマ…
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日経アーキテクチュア 2020年5月14日号
設計や施工で、意思決定を促したり、手戻りをなくしたりするツールとしてBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)は既に定着した感も強い。最近では、設計から施工への一貫利用にこだわらず、3次元の形態情報や属性データをうまく活用する事例も生まれている。国土交通省からBIM活用ガイドラインが示…
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日経アーキテクチュア 2020年4月23日号
住宅の倒壊や宅地の崩壊など建築界に数々の課題を突き付けた熊本地震。防災拠点となるはずの宇土市庁舎が倒壊寸前となった姿は人々に衝撃を与えた。それから4年。免震構造を採用した庁舎再建に想定外の設計変更が生じた。熊本市の被災マンション解体や液状化対策も難題が行く手を阻む。被災地の苦悩をリポートするととも…
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日経アーキテクチュア 2020年4月9日号
改正民法が4月1日に施行された。幾多の建築紛争で責任追及の根拠となってきた「瑕疵」という用語が廃止され、「契約不適合」に変わる。建築行為の責任の構図は変わるのか。改正内容を徹底解説、さらに取材や独自調査から影響を展望する。
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日経アーキテクチュア 2020年3月26日号
2020年7月の東京五輪・パラリンピック大会の開幕が4カ月後に迫った。新型コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれてはいるものの、東京・晴海では「五輪選手村」の整備が最終段階を迎えている。そしてこの場所は、23年に「HARUMI FLAG(ハルミフラッグ)」という新しい街に生まれ変わる。選手村の建物は…
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日経アーキテクチュア 2020年3月12日号
建築材料が、新たな時代を迎えつつある。構造やデザインの可能性を飛躍的に広げたり、住宅の省エネや廃棄物の削減を強力に後押ししたり。建設会社や住宅メーカーが、異業種の大手企業や気鋭のベンチャー企業などと組み、日夜、開発を進めているのだ。常識を覆す新たな材料の数々、あなたならどれを使う?