日経アーキテクチュア
本誌のデジタル版(HTML)
-
日経アーキテクチュア 2021年6月24日号
輸入木材が逼迫して価格が高騰する「ウッドショック」が住宅業界を急襲している。震源地は、住宅需要が急激に高まる米国。世界中で木材供給が滞る。輸入材価格は半年で1.5倍程度に急上昇し、住宅会社は価格転嫁に踏み出した。木材不足で工事を一時中断する現場も出ている。最新の価格は? 高騰はいつまで続くのか? …
-
日経アーキテクチュア 2021年6月10日号
スーパー台風や巨大地震が毎年のように襲来する日本列島。住まい手は、豪雨水害への備えや、災害後も自宅で暮らせる在宅避難への関心を高めている。こうしたニーズに応える取り組みが活発だ。この特集では、前半で洪水でも浸水しにくく、浸水後も復旧しやすい住宅を、後半では災害時にライフラインが停止しても暮らしを継…
-
日経アーキテクチュア 2021年5月27日号
公共建築を巡るトラブルが頻発している。事業費の増大に伴う反対運動の激化、防災を重視する住民からの厳しい注文、コロナ禍で疲弊する自治体の財政、SNS(交流サイト)で突然始まるバッシング──。公共事業が「炎上案件化」しやすい条件は、かつてないほどそろっている。地域を代表するビッグプロジェクトは、なぜ迷…
-
日経アーキテクチュア 2021年5月13日号
新型コロナウイルス感染拡大による最初の緊急事態宣言から1年以上が経過した。特に設計のプロセスでは、在宅勤務によるリモート作業が定着しつつある。若手設計者の育成環境も一変。各社はWeb会議も利用しながら独自の方法を模索している。リモート化が難しい施工現場も決して他人事ではない。BIMをはじめデジタル…
-
日経アーキテクチュア 2021年4月22日号
DX(デジタルトランスフォーメーション)や脱炭素がコンクリートを大きく変えようとしている。3Dプリンターをはじめとするデジタル技術が、これまでの「限界」を打ち破りつつある。脱炭素への対応では、製造過程で排出する二酸化炭素(CO2)を減らすだけでなく、排出したCO2をコンクリートに固定してカーボンマ…
-
日経アーキテクチュア 2021年4月8日号
意匠権はデザインを守る盾か、ビジネスに生かす矛か──。建築物・内装の意匠登録が可能になって1年。大手企業が競うように出願し、登録数は累計100件超に上る。一方、取材では意匠権を巡るリスクも明らかになってきた。建築デザインの自由な創作を妨げるとの懸念も少なくない。企業の最新動向や、意匠権問題に詳しい…
-
日経アーキテクチュア 2021年3月25日号
まさに「ゲームチェンジ」──。2020年10月の首相演説を口火に、政府は2050年脱炭素社会に向けて大きく舵を切った。炭素に価格をつける「カーボンプライシング」の検討が本格化し、住宅分野においては省エネ基準適合義務化の議論が再燃している。脱炭素化は世界的な潮流であり、加速こそすれど減退することはな…
-
日経アーキテクチュア 2021年3月11日号
2011年3月11日午後2時46分に発生し、巨大な津波を引き起こした東日本大震災。2万2000人超の死者・行方不明者を出した巨大地震は、建築・都市の常識を根底から覆した。あの日から丸10年──。建築の技術・制度はどのように進化を遂げたのか。次なる巨大災害に備え、東北の被災地で繰り広げられた復興事業…
-
日経アーキテクチュア 2021年2月25日号
バブル世代の大量定年が近づき、60歳以降もいかに前線で働き続けてもらうか。建築界に課題が突き付けられている。いわゆる70歳定年法が2021年4月に施行。国もシニアが継続して働ける環境の整備を急ぐ。建築界では、定年を60歳から65歳に延長しようという企業が目立ってきた。設計者寿命を延ばすため、どんな…
-
日経アーキテクチュア 2021年2月11日号
2021年、建築実務のルールが大きく変わる。キーワードはデジタル、脱炭素、防災だ。「押印廃止」をはじめとしたデジタル化の加速、脱炭素を巡る議論の活発化、自然災害に備えた防災対策の強化など、様々な背景を持った法制度が施行される。最新の情報を知らなければ、規制対応にばかり追われ、恩恵を得ることができな…
-
日経アーキテクチュア 2021年1月28日号
東京五輪が開催されるはずだった2020年、世界中の都市に突如コロナ禍が降りかかった。当たり前だった日常生活は一変し、外出自粛の要請で働き方も見直しへ。リモートワークが広まり、郊外への移住や拠点移転の関心も高まった。今後、建築・都市の在り方はどう変わるのか。キーワードはビルディングタイプを変える、新…
-
日経アーキテクチュア 2021年1月14日号
コロナ禍を契機に、デジタル技術を活用して業務や組織、ビジネスモデルなどを変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速している。人手不足や長時間労働、低い労働生産性に悩む建築界も例外ではない。2021年は「建築DX」が本格化する節目の1年になりそうだ。建築はデジタルでどのように進化するのか…
-
日経アーキテクチュア 2020年12月24日号
今回で5度目となる「10大建築人」。建築分野全般で2020年の活躍が目立った人物50組を候補に、編集部全員の注目度評価で、上位10組を選んだ。新型コロナウイルス感染拡大のなか、建築界の今後の方向性を示唆するような動きが目立った。1つのキーワードは「協働・連携」だ。例えば、「アーキテクト・オブ・ザ・…
-
日経アーキテクチュア 2020年12月10日号
競技の白熱や観戦の熱狂をリアルな場で共有する体験に急ブレーキがかかった。東京五輪やプロスポーツ、地域イベントまで開催や集客を見合わせる時期が生じた。一方、多様な利用者を受け入れ、多様な稼ぎ方に対応するために、スポーツ建築は変革を遂げねばならない岐路に差し掛かっていた。「みる」「する」スポーツの在り…
-
日経アーキテクチュア 2020年11月26日号
新型コロナの影響で製品の選び方が変わる部門は──。日経アーキテクチュア恒例調査では、「採用したい」意向とともに、新型コロナの影響を尋ねた。そこから、換気や非接触、抗ウイルスなど、感染防止対策の視点が見えてきた。特集前半では、対策の視点ごとに注目の製品をピックアップ。「店舗・オフィス」と「住宅」に分…
-
日経アーキテクチュア 2020年11月12日号
免震偽装に小屋裏界壁などの施工不備、型式認定違反、さらには国家資格の不正取得まで。近年、建設業界で不祥事が相次いで発覚している。組織的な不正が明るみに出て信用を失い、経営難に陥る企業も少なくない。社会が企業のコンプライアンス(法令順守)に向ける視線は、年々厳しくなっている。ひとたび地に落ちた信頼を…
-
日経アーキテクチュア 2020年10月22日号
大学の都心回帰が進むなか、郊外立地でも学生数を大きく伸ばした学校がある。設計者の安藤忠雄氏は、10年以上をかけて5つの施設で大学側の思いを具現化してきた。旧短大の既存校舎も活用し、大学の成長に合わせて1棟ずつ整備したものだ。最近は、学生ニーズの幅は広がり、新型コロナウイルスなどへの対応も欠かせない…
-
日経アーキテクチュア 2020年10月8日号
「空の産業革命」と呼ばれるドローンの活用が、いよいよ建築分野でも始まった。自由に飛べる“鳥の目”で、これまで見えなかった建築の姿を届けてくれる。2020年7月に政府が閣議決定した「成長戦略実行計画」に、建築分野へのドローン活用が盛り込まれたことも追い風だ。外壁調査や施工検査、設計など、先駆的な取り…
-
日経アーキテクチュア 2020年9月24日号
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、当初は余儀なくされた自粛生活だが、時間がたつにつれ、むしろ率先してテレワークを選択する人や企業が増えてきた。しかし行動が変わっても、住まいを変えることは容易でない。プライベート利用に重きを置いた多くの現代住宅で、「働く」ことを許容するスペースは少なかった…
-
日経アーキテクチュア 2020年9月10日号
建築設計事務所の約75%が、コロナ禍が今期の業績に与える悪影響を懸念している―。日経アーキテクチュアの調査から、迫り来るコロナ不況に各社が身構える様子が浮かび上がる。好調だった2019年度決算を振り返りつつ、コロナ・ショックが設計事務所の経営にもたらす影響や、主要企業の「対コロナ戦略」を探った。